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武器としてのビジネスモデル思考法
【第5回】 2014年11月27日
著者・コラム紹介バックナンバー
川上昌直 [兵庫県立大学経営学部教授]

社員のベクトルを合わせてお客様に感動を与える、
それがゼビオ流ビジネスモデル

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今回から登場していただくのは、スポーツ小売業国内最大手のゼビオ株式会社代表取締役の諸橋友良氏だ。ゼビオ株式会社は、スポーツ小売業のスーパースポーツゼビオ(SSX)、ゴルフのヴィクトリアを中心に、M&Aや新業態を手掛けながら順調に事業拡大を続けている。創業から50年を超え国内最大手に躍り出た。諸橋社長の考える「ビジネスモデル」とは何かについて話を聞いた。

ゼビオの諸橋社長(右)は、根っからのスポーツ好き。小学校から高校まではスピードスケートに、大学ではテニスに打ち込んだ。(対談日:11月17日)。

スポーツを軸にして様々な業種や業務に参入する
それがスポーツコングロマリット構想

川上:ゼビオは、「スポーツコングロマリット構想」を掲げています。コングロマリットの本来の意味は、複合企業です。直接の関係を持たない多岐にわたる業種や業務に参入する企業体を意味しますが、諸橋さんの考える“スポーツコングロマリット”とは、どんな構想ですか?

諸橋:我々の事業は、スポーツ小売業にとどまらず、スポーツスクール、アイスホッケーのプロスポーツチーム運営、ドラッグストア、カジュアル衣料など多岐に渡ります。スポーツを軸にして、それに関する様々な業種や業務に参入する。それを「スポーツコングロマリット」という言葉で表現しています。

ゼビオの「スポーツコングロマリット構想」の概念図
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川上昌直 [兵庫県立大学経営学部教授]

兵庫県立大学経営学部教授 博士(経営学) 1974 年大阪府出身。 01 年神戸商科大学大学院経営学研究科博士後期課程単位取得。 同年、福島大学経済学部助教授(呼称変更により准教授)に就任。 08 年兵庫県立大学経営学部准教授を経て、12 年より現職。 初の単独著書『ビジネスモデルのグランドデザイン 顧客価値と利益の共創』(中央経済社)は、13 年に日本公認会計士協会・第41回学術賞(MCS賞)に。 著書に『儲ける仕組みをつくるフレームワークの教科書』『課金ポイントを変える 利益モデルの方程式』(以上、かんき出版) 『まず、のび太を探そう!』(翔泳社)など。 http://wtp-profit.com


武器としてのビジネスモデル思考法

ビジネスモデルとは「儲ける仕組み」のこと。顧客を喜ばせながら、同時に企業が利益を得る仕組みといえます。本連載では、ビジネスモデルを専門とする気鋭の経営学者と、実際に実業界で活躍されている経営者の方々との対談をとおして、新しい儲ける仕組みを生み出す「ビジネスモデル思考」の勘所を明らかにしていきます。「顧客が喜び、利益も上がる」ハイブリッドな思考法が学べます。

 

 

「武器としてのビジネスモデル思考法」

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