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相続に困ったら最初に読む本
【第5回】 2014年12月10日
著者・コラム紹介バックナンバー
曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

お金をかけなくても相続の手続きは自分たちでできる
節税の余地がないなら、基本的に専門家はいらない
不動産は自宅だけ。相続税の申告を自分でしたHさん

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 相続になったら、弁護士や税理士、信託銀行、司法書士などの専門家に頼まないといけないと思っている人は多いのですが、そんなことはありません。ポイントがわからないと苦労すると思いますが、いまの時代、お金をかけずにできることはしたいものです。それでも、まだ、自分たちでできるの? と思う人も多いでしょう。実例を見ながら、イメージを膨らませてください。

相続手続きは自分たちでできる

 そもそも、財産が多くなければ相続税の申告は不要ですので、税務署に対して何もする必要がありません

 財産が多い場合は、相続税の申告書を提出しますが、これも税理士に頼まなくても自分たちでできます。

 税務署に行けば、申告書類一式をもらうことができますので、財産の明細を記載し、評価額を記載し、相続税を計算し、分け方によって、納税額を按分計算すればいいので、とてもシンプルです。財産の内容が複雑でなければ、自分たちでできるのです。

不動産の名義変更も自分たちでできます。登記申請書を作成し、遺言書や遺産分割協議書、亡くなった人の戸籍関係一式と相続人の戸籍、謄本、印鑑証明書などを添付すればできます。法務局でも書類の書き方などを教えてくれます。

 預貯金や株の名義変更や解約についても、自分たちが戸籍関係の書類や印鑑証明書、実印を持って手続きに行けばいいのです。

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曽根恵子 [公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士]

日本初の相続コーディネーターとして1万件以上の相続相談に対処。感情面、経済面に配慮した「オーダーメード相続」を提唱し、安心で円満な相続の実現に取り組む。著書に『相続に困ったら最初に読む本 』(ダイヤモンド社)、『相続はふつうの家庭が一番もめる』(PHP新書)など多数。 ホームページ http://www.yume-souzoku.co.jp/


相続に困ったら最初に読む本

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