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お金持ちになるためのバフェット入門
【第8回】 2007年11月21日
著者・コラム紹介バックナンバー
三原淳雄

銘柄選びのキーワードは「安定した利益」
EPSを使って「安定性」をチェック

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 バフェットは、一時的に注目を集めている株には関心を示しません。それよりも長期的に成功していて、利益を上げている会社に興味を持ちます。バフェットの銘柄選びの重要なキーワードは「安定した利益」なのです。

 その代表として、やはりコカ・コーラが挙げられるでしょう。コカ・コーラは1880年代に清涼飲料の販売を始めましたが、約120年たった現在でも、同じように清涼飲料を販売しています。アメリカで始まったこの事業が、今では200以上の国で展開されています。

 日本でも、コンビニやスーパーに行けば、すぐに同社の商品を手に入れることができます。そして、あの赤いロゴマークを見ただけで、老人から子どもまで、誰もが「コカ・コーラ」だとわかるのです。

 また、カミソリ・メーカーとして有名なジレットは、ブランド力を維持するために、新製品や改良製品の開発に多くの費用を使い、特許の保護にも努めてきました。その結果、長期間にわたって安定した利益を上げ続け、カミソリ業界でリーダーとしての地位を保ち続けてきたのです。そのブランド力は、P&Gの傘下に入った今でも変わりません。

EPSを使って「安定性」をチェックする

 バフェットが好む「安定性」。これを投資家は、どのようなモノサシで測ればよいのでしょうか。

 どんな会社も将来の成長は約束できませんが、過去に安定して利益を上げてきたかどうかが1つの尺度になります。バフェットによれば、屋台骨を支えている事業に今後も大きな変化が起きそうになければ、その会社の過去の成績から将来を予測し、投資するかどうかを判断できるそうです。

 その判断材料として役に立つのが、EPSという指標です。EPSは「1株あたりの純利益」のことで、その会社の純利益を発行株式数で割ったものです。このEPSの数値が大きいほど、株主のお金を効率的に使って利益を生み出していると考えられます。

 たとえば、いくつかの会社を投資先として検討しているとしましょう。直近のEPSを調べてみて、ある会社のEPSがダンゼン高いとしたら、その会社が素晴らしい投資先のように映るかもしれません。

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三原淳雄

1959年九州大学経済学部卒業後、日興證券に入社。70年ノースウェスタン大学経営大学院留学。日興證券ニューヨーク支店勤務、ロサンゼルス支店長を経て同社退社。80年三原淳雄事務所を設立。現在、経済評論家として、日本経済、株式投資などの講演・執筆活動多数。日本におけるウォーレン・バフェットの研究家として知られている。


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