「倒産寸前」の会社に親族で総力投資…30代にして資産6億円に
働きながら株で資産50億円を築いた“本当に儲かる3つの投資術”を初公開――余命宣告を受けた医師 兼 個人投資家の父が愛娘に捧げる著書『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)。4度の手術を経て、49歳で肺と肝臓へのがん転移が判明。主治医からは「50歳は迎えられても51歳はわからない」と宣告された著者が、50万円を50億円に増やした投資法を愛娘に向けて全力指南。再現性の高い3つの投資法をマスターすれば、忙しく働きながらも「一生困らないお金」を稼げるようになる。「人生の集大成として、出し惜しみ無しで、魂を込めて書きました」(著者より)。
※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【資産50億円の個人投資家が教える】婚約者の反対を押し切って…“絶望視された株”に結婚資金を全額投入した結果Photo: Adobe Stock

フィアンセの反対を押し切って、結婚資金を全投入

フィアンセに反対されながらも、結婚資金を含めて持っている手元資金をすべて投入した投資で、ちゃんと結果を出した

暴落時に買った株は、わりと短期間で2倍株になり、その売却益だけで、余裕で結婚式を挙げられた

絶好調に転じた投資ライフ

そこからは、投資が順調になった。

2009年に買ったアークランドサービス(現 アークランドサービスホールディングス:2023年上場廃止)、神戸物産(3038)株を売却したことで、資産2億円に

そして2013年に売却したアイフル(8515)株によって、30代にして資産6億円に膨らんだ

「アイフル」で儲けた話と、かつての“武富士ダンサーズ”

消費者金融大手のアイフルは、親として愛娘が一生お世話にならないことを祈る会社だが、株では本当に儲けさせてもらった

中学生と高校生の娘たちは知らないと思うけれど、「武富士」という消費者金融も有名で、レオタード姿の女性が踊るCM、いわゆる“武富士ダンサーズ”のCMは、1991年から2010年まで流れていて人気を博していた。

そんな武富士も2010年9月、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請し、事実上の倒産となった。

倒産したのは、利用者が過去に払いすぎていた利息(過払い金)の返還請求が経営を圧迫したからだった。

絶望視されたアイフルの株に目をつけた理由

アイフルも同じような状況で、おまけに社債の利回りも高すぎた。だから、アイフルも武富士に続いて倒産するのではないかと見られていた。

その悲観的な見方から、2011年はアイフルの株価が1株100円にも満たない低水準をうろうろしていた。

けれど、ふと2012年の第1四半期の決算を見てみると、ちゃんと「営業利益」が出ている

「ひょっとしたら、これから業績が伸びるかも」と目星をつけていたところ、第2四半期もやはり好決算だった。

親族総出で仕込んだ株が“7倍株”に!

そこで「やっぱり業績が伸びている、これは買いだ!」と、かなりの金額をアイフル株に突っ込んだ

家族や親戚にも「いまは絶対にアイフル株が買いだ!」とすすめまくり、親族総出で買ったくらいだ。

すると1株220円くらいで買った株が、2013年5月には1600円を超え、わずか半年で実に7倍になった

※本稿は『50万円を50億円に増やした 投資家の父から娘への教え』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。