ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

実力もないのに注意されると責任転嫁!
“過去の栄光”にしがみつく「元朝日新聞記者」

――根拠のないプライドが高すぎて、はい上がれない松山氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【第3回】 2010年2月15日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

 いったん「負け組社員」になっても、リベンジは可能である。ただし、その方法を誤まらないことが前提となる。「がんばればなんとかなる!」と精神論で進んでも、うまくはいかない。知識や技術を獲得しても、なかなかはい上がれない。

 じつは、はい上がれない大きな理由はその人の意識のあり方や考え方にある。そのあたりにまで踏み込んで考え、正していくことが大切だ。逆に言えは、意識のあり方や考え方を変えると、意外なほどスムーズにはい上がることができるものだ。

 連載3回目は、「元朝日新聞記者」という“過去の栄光”を捨てることができずに、トラブルを起こし続け、その都度、仕事や職場からスタコラ逃げていく「負け組社員」を紹介しよう。彼はいまのままでは、はい上がることはおそらくできない。どこがどのようにいけないのかといったところに注意しながら読んでみてほしい。

-------------------------------------------------------------
■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

松山 隆(35歳)

日本を代表する全国紙に記者として勤務した後、フリーライター、脚本家、編集プロダクションに勤務する。いたるところで「トラブルメーカー」として問題を起こすものの、反省することまったくなし。
-------------------------------------------------------------
(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

仕事がないのにプライドは人一倍!
“会話”ができない元朝日新聞記者

 「あそこはダメですよ。文春とか新潮なんかの週刊誌が“朝日新聞バッシング”をしたときなんて、僕の先輩はこうですよ……」

 松山 隆はこう話すと、両手を前に出しパソコンのキーボードを打つしぐさをする。そして目をきょろきょろさせる。さらに舌で唇をぺろりとなめる。

 上原(39歳)はその姿に違和感を感じつつ、周りを気にしながら尋ねた。

 「それは何のマネ?」

 松山はかつて勤務した朝日新聞社の批判を始めたとたんに、目をつりあげた。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

⇒バックナンバー一覧