世の多くの職場には、戦力にならない社員がいる。しかし、本人がそれに気がついていないことがある。それどころか、団結して周囲の空気を悪くし、職場を破綻させることすらある。
連載28回目は、20代後半~30代前半の若さでありながら、すでにトラブルメーカーとして煙たがられ、厄介者扱いされている女性社員3人を紹介しよう。
あなたの職場にも、このような社員がいないだろうか?
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■今回の主人公――はい上がる意思さえない「負け組社員」
伊藤元子(仮名・34歳)、内田葉子(仮名・32歳)、原田里美(仮名・29歳)
大手予備校の関連会社(社員数250人)の広報課(部員数5人)に勤務する正社員たち。3人とも感情の起伏が激しく、上司や周囲とトラブルが絶えない。社内では厄介者扱いされ、「吹き溜まり」と揶揄される部署に追い出された。しかし、そこでも懲りずに同じような言動を繰り返している。
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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)
事実を指摘されるとキレ始める!
送別会をぶち壊す不機嫌な女性社員たち
ここは、会社の前の通り沿いにあるイタリアンレストラン。JR山手線の某駅から、歩いて3分ほどの所にある。
店の左奥の6人掛けのテーブルに、大手予備校の関連会社で働く女性4人と背広を着た男性1人が座っている。
彼女たちが勤務する広報課は、「トラブルメーカーが集まるセクション」として知られる。社内では、「吹き溜まり」とか「トラブル女性の養護施設」と茶化されている。