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はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

出世のためならゴーストライターまで酷使する!
自らの策に溺れた“丸投げ”副編集長の万事休す

――窓際からの脱出を焦って自滅した藤谷氏のケース

吉田典史 [ジャーナリスト]
【最終回】 2010年9月13日
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 今や、管理職にはなかなかなれない時代である。最近、出版社では「プロデューサー」という、聞き慣れないポストが設けられ始めた。そこには、管理職のポストを減らそうとする人事部などの思惑がある。

 長らくご愛読いただいた『負け組社員 リベンジの十字路』最終回は、編集長に憧れながらもそれが夢と消えつつある43歳の副編集長を紹介しよう。

 20数年前、一流私立大学を卒業して世間が羨む大手出版社に入りながらも、出世競争に負けると最後はこうなるという、「悪しきサンプル」と言える。

 あなたの職場にも、このような社員がいないだろうか?

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■今回の主人公――はい上がれない「負け組社員」

 藤谷浩二(仮名・43歳)

 都心にあるメジャー出版社の書籍編集部(部員16人)の副編集長をしている。しかし、年下の編集者が彼を飛び越えて編集長になった。昇格が遅れていることを気にしてストレスを抱え込む。最近は、年下の上司である編集長に部員らの後始末的な仕事を押し付けられ、一段と深く悩んでいる。

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(※プライバシー保護の観点から、この記事は取材した情報を一部デフォルメしています)

暗礁に乗り上げた仕事のギャラは?
ライターに詰め寄られる副編集長の窮地

 ここは、あるメジャー出版社の3階の会議室。窓からは、皇居の方に向けて流れる川が見える。それをじっと見ながら、副編集長の藤谷浩二がつぶやいた。

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吉田典史 [ジャーナリスト]

1967年、岐阜県大垣市生まれ。2006 年からフリー。主に人事・労務分野で取材・執筆・編集を続ける。著書に『あの日、負け組社員になった・・・』『震災死 生き証人たちの真実の告白』(共にダイヤモンド社)や、『封印された震災死』(世界文化社)など。ウェブサイトでは、ダイヤモンド社や日経BP社、プレジデント社、小学館などで執筆。


はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路

格差の固定化と大不況のダブルパンチに見舞われた日本の企業社会では、「負け組社員」が続出している。労働問題に精通した著者が、徹底取材で得た生のエピソードを基に、世のビジネスマンが負け組からはい上がるためのノウハウを詳しく教える。

「はい上がれる人、はい上がれない人――「負け組社員」リベンジの十字路」

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