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ハッピーキャリアのつくりかた
【第7回】 2008年3月7日
著者・コラム紹介バックナンバー
金澤悦子 [『はぴきゃり』編集長/フォーウーマン代表取締役]

気前のいい女になろう

 『ウーマンtype』時代、「チャンスのある部下、チャンスのない部下」について様々な業種のマネージャーを集め座談会をやったことがありました。ここで、みな口を揃えて言っていたのが、「仕事の枠を決めない人」。「これは私の仕事ですか?」「それは○○さんに聞いてください」など、仕事の幅を自分で決めてしまう人よりも、全体を見据えて必要とあらば自分の時間を明け渡す、そんな気前のいい部下には自然とチャンスがついてくるのだと。

 以前、私の部署にアルバイトで入ってきた女の子がいました。最初はお客様への届け物や受注管理などをやってもらっていたのですが、当時、深夜2時、3時までかかっていた私たちの仕事を率先して手伝ってくれるようになったんです。初めは彼女でなくてもできる仕事だったかもしれません。が、半年もすると、もう彼女なしには営業部がまわらないほど、彼女はどんどん自分の役割を作っていき、そのお陰で私たちの業務は効率化し、ますます営業に専念できるようになっていきました。

未知の世界にも
飛び込める好奇心を持とう

 当時はまだインターネットが注目され始めたばかりで、私の部署でも広告主の広告効果を高めるためにインターネットの活用を考えてはいたのですが、そのために人を採用する余裕はなかったんです。そこで、彼女に「やってみる?」と聞いてみたところ、「はい!」と即答。もちろん彼女にとっても私にとってもインターネットは未知の世界。でも、彼女はキラキラと目を輝かせて「やらせてください!」と言い、そんな彼女にかけてみようと思いました。

 それからの彼女は何冊もの本を読破しながら独学でHTMLを習得。彼女のお陰で、会社内でもっとも早くインターネットとのメディアミックスを実現することができました。アルバイトだった彼女は契約社員になり、正社員になり、その間にWebサイト制作に関してはかなりのスキルを身につけていきました。そして、新設されたインターネットの部署へと異動し、本格的に自社ホームページの担当となりました。現在、彼女は独立し、Webサイトの制作会社の社長として活躍しています。

 決められた仕事をこなしているだけではWeb制作というキャリアに出合うことはなかったでしょう。仕事の幅を決めず、自ら課題を発見し、それを解決する行動力がWeb制作という天職を引き寄せたんですね。

 受け身ではなく、自分から積極的に仕事をしてみる、それがお給料以上の働きだったり、直接評価につながらなくても、自分を必要としている人がいたら時間を明け渡してみる。そんなあなたを運命の神様は必ず見ています。

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金澤悦子 [『はぴきゃり』編集長/フォーウーマン代表取締役]

リクルートを経て、キャリアデザインセンターの創業メンバーとして転職。広告営業部長、広報室長等を経て、2001年、女性のためのキャリア転職情報誌『ワーキングウーマンtype(現:ウーマンtype)』を創刊し、編集長に就任。2004年、同社退社。2005年、有限会社フォーウーマンを設立。同年10月、ブログを活用した「お仕事ブログ」コミュニティサイト『はぴきゃり』を立ち上げ、働く女性のキャリア支援を続けている。お仕事ブログで出会う・つながる・成長する。ハッピーキャリアへの“きっかけ”コミュニティ『はぴきゃり』はこちら


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