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エコカー大戦争!

トヨタ大丈夫?手負いの虎GMが仕掛けた
エコカー大戦争の危険な罠

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第22回】 2009年12月21日
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 2009年12月14日(月)、トヨタは次のような広報発表をした。

  ~トヨタ自動車は、本日よりプリウス プラグインハイブリッド(PHV)を市場導入する。今後は2010年前半にかけて、日・米・欧の特定顧客を中心に約600台を順次納入していく。(後略)~

 同車のお披露目では、トヨタの内山田竹志・副社長が、同車体左側フロントフェンダー後部にある電気ソケットに充電コネクターを「プラグイン」するポーズをとった。

2009年米ロサンゼルス(LA)オートショーに展示されたトヨタの「プリウス プラグインハイブリッド」。

 思い起こせば今から2年ほど前、東京ビッグサイト(東京・江東区)で開催されたあるエコイベントで、車体の脇から電気コードが伸びた「第2世代プリウス」が展示してあった。フロントドアには、電気コンセントをイメージした図柄に「Plug In HYBRID」の文字。

 同車の説明員に、筆者はこう聞いた。

 「この『プラグイン』という言葉。普通の人には分かりにくくありませんか?」

 「いえいえ、そんなこと、まったくありませんよ。今回のイベントでも皆さん、すでにご存知ですよ」と余裕の表情で返された。

 実は2007年7月25日(水)、トヨタは次のような広報発表をしていた。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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