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就職できない若者の「トンデモ言動」

ゆとり就活生は悪い意味で“自分”を持っている

櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]
【第27回】 2015年2月25日
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まもなく就職活動が本格化。いまどきの就活生はどんな若者たち?
Photo:milatas-Fotolia

 「最近の若者の考えは理解できない」

 新卒採用の現場や新入社員育成の場で聞こえてきそうな言葉ですが、皆さんは実際に言われたことがあるでしょうか。あるいは自分より若い年代に対して同様の気持ちを持ったことはありますか?

 実はこの言葉、4000年以上前から言われているのだそうです(「木綿以前の事」柳田国男著より)。さらに、年代に関係なく使われている言葉でもあります。

 先日、2014年女子高生流行語大賞が朝のニュース番組で取り上げられていました。「ナウしか」「じわる」など一見すると意味が分かりにくい言葉を番組内で20代前半の方々に考えてもらったところ、「最近の高校生の考えていることはよく分かりません」という言葉を半数以上の方が漏らしていたのです。「最近の若者は?」というのは、年配者だけの常套句ではないとわかります。

 では、もう一つ伺います。

 「最近の若者は自分というものを持っていない」

 これについてはいかがでしょうか。

 これは以前、ある年配の方から聞いた言葉ですが、私自身から見て最近の若者は「自分」というものをしっかり持っていると感じています。そして残念なことに、就職活動でなかなか成果をあげられない方については、ある種、悪い意味で自分を持っていると言えます。

 今回はそんな「悪い意味で自分を持っている若者」に焦点を当てていきたいと思います。

話すのは同い年の友人だけ
就職情報はネットだけの若者たち

 さて、冒頭で「最近の若者の考えは理解できない」というのは、いつの時代も言われてきたことだと述べました。きっとこれからいつの時代の若者も言われ続けていくことでしょう。

 しかし一方で、コミュニケーション方法や人との距離など、若者を取り巻く環境は確実に変わってきていると言えます。これは、インターネットの急速な発展や核家族化の増加などによるものです。人と対面で話す機会に個人差が生じてきています。

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櫻井樹吏 [キャリアコンサルタント]

1980年生まれ。大手通信会社の人事部、総合人材サービス会社の若者専門コンサルタントを経て独立。
2010年から500名を超える若者を支援し、年間のカウンセリング数は1200回を超える。 独立後は若年者、主婦の再就職、雇用支援機構や公共事業の講師・コンサルタントを中心に活動中。ホームページ:http://www.sakuraichirin.tokyo


就職できない若者の「トンデモ言動」

一部の若者が大量の内定をもらう一方で、ある一定数の若者は1社も内定をもらえない――。そんな現実が今の就職市場にあります。そんな就職難の実態を景況感のせいにしてしまいがちですが、実は内定をもらえない若者には特徴があります。それは、彼らが「トンデモない言動」をすることです。この連載では、3年間で450人ほどの就職できない若者を支援してきたキャリアコンサルタントの櫻井樹吏さんが、彼らのトンデモ言動の中身と、そんな彼らがどう就職していったのかをお伝えします。

「就職できない若者の「トンデモ言動」」

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