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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

アベノミクスを巡るバブル世代とゆとり世代の温度差

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第86回】 2013年3月25日
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 「アベノミクス」の恩恵を受けてか、久々に景気の良さを肌で感じられるようになってきました。もちろん、地域等で認識に違いはあるでしょうが、約25年前のバブル景気と今の景況感を重ねる人も少なくありません。

 ただ、25年前といえば、今の20代どころか30代の社員も当時の状況を職場で体験していないほどの昔。そのため、現在の景況感に対する受け止め方は、年齢によって大きく異なっているといいます。

 そこで今回は、「アベノミクス」の受け止め方は年齢によってどのように異なるのか、そしてそれによって生まれる職場でのギャップをご紹介していきましょう。

スポーツカー、高級時計が売れまくる!?
目に見え始めた「アベノミクス効果」

 ここ最近、繁華街に活気が戻ってきています。3月は送別会シーズンなどで例年忙しい時期ですが、加えて今年は夜遅くまで繁盛している店が増えているようです。私の会社がある赤坂界隈では、これまで1次会で終了していた飲み会が2次会、3次会まで続くなど、職場の同僚たちと深夜まで飲み歩く会社員の姿をたくさん見かけるようになりました。

 また、大手新聞社の報道によると、ある外車の販売店は、2013年に入ってから1000万円を超える高性能スポーツカーなどが続々と売れ始め、デパートでは高級外国時計を買い求める主婦が増えてきたそうです。また、東京のホテルで開かれた世界各国のワインの試飲販売会では、数万円する限定ワインが飛ぶように売れたとのこと。個人消費は回復基調にあるようです。

 乗車したタクシーの運転手に「景気はどうですか?」と尋ねてみても、「どん底は超えたようですね」「チケットで長距離を乗るお客様が徐々に増えてきました」と明るい声が返ってきます。まさにアベノミクス効果が出てきた証なのかもしれません。

 では、ここで『アベノミクス』とは何かを改めて少しだけ解説しておきましょう。アベノミクスとは、安倍晋三首相が第2次安倍内閣において掲げた一連の経済政策に対する通称で、「安倍」と「エコノミックス」を合わせた造語です。主に以下の3つを基本方針としており、安倍首相はそれを「3本の矢」と表現しています。

1.大胆な金融政策
2.機動的な財政政策
3.民間投資を喚起する成長戦略

 なかにはアベノミクスを『プチバブル』を政策的に仕掛ける方針として批判する経済評論家もいるようです。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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