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MRJ初飛行カウントダウン
水面下で進む九州就航計画

週刊ダイヤモンド編集部
2015年3月10日
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三菱重工業傘下の三菱航空機が開発する「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行がカウントダウンに入っている。開発・製造段階のヤマ場を迎える中、その水面下では、次のステップである「運航」に向けた動きも活発化しつつある。MRJは誰がどこへ飛ばすのか。

 愛知県豊山町──。県営名古屋空港内にある三菱航空機オフィスでは、国産初のジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の初飛行を5月末に控え、その準備作業が急ピッチで進められている。

ロールアウトでお披露目されたMRJ。初飛行が成功すれば、ステージは「開発・製造」段階から「運航」段階へ上がる
Photo by Fusako Asashima

 初飛行に成功すれば、航空当局からの型式証明─機体の安全性能に関する“お墨付き”─の取得に向けて大きく前進する。

 「開発・製造」段階におけるヤマ場を迎える中、それでは実際に機体を誰がどこへ飛ばすのか、といった「運航」段階へとステップアップした動きも、水面下で活発化しつつある。

 まず動いたのは、ANAホールディングス(傘下に全日本空輸)グループだ。ANA幹部によれば、「今年4月にも、次世代地域航空ネットワーク検討協議会(NRANC)に参画する」方向で最終調整しているという。

 NRANCとは、MRJを活用して「地方‐地方」「アジア‐地方」を結び、地域活性化につながる航空サービスの仕組みを考える組織だ。三菱航空機の株主でもある三菱商事、日本政策投資銀行、JTB総合研究所も名を連ねる。

 NRANCが描く理想のビジネスモデルは、米国の航空業界。米リージョナルジェット大手のスカイウエストの保有機材は約800機に及び全米路線を網羅しているが、デルタやユナイテッドなど大手エアラインからの委託運航がほとんど。機材に大手エアラインのロゴがあしらわれていても、実は運航事業者がスカイウエストであることに気付かない顧客も多い。

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