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「断熱コート塗料」市場を切り開く シンマテリアル社長 川手 浩

週刊ダイヤモンド編集部
【第63回】 2009年2月6日
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シンマテリアル社長  川手 浩
シンマテリアル社長 川手 浩(撮影:吉田和本)

 「建物の断熱性を大きく高めることができる塗料なので、空調を動かすことで発生する二酸化炭素(CO2)の削減が大いに期待できる。問い合わせも増えており、不況にあえいでいる日本を救済できる強力な商品だと自負している」

 社長の川手浩は商品の反響に自信を高めつつある。

 川手は「高反射・高断熱コート塗料」という、新しい市場を拡大させてきたパイオニアの一人。2006年にシンマテリアルを設立、同社の塗料「キルコート」は、トップクラスの性能を誇る。

 工場、住宅の外壁や屋根に塗布することで断熱性能を高めることができる製品で、光熱費のうち約40%を占める空調費用を30%程度削減できる効果を持っているという。当然、CO2の削減につながるため、地球環境問題が喫緊となるなかでキルコートへの注目は高まりそうだ。

低コストファミレス店舗開発のなかで
断熱性能の改善に注目

 川手がこの高反射・高断熱コート塗料の必要性を感じたのは10年以上も前になる。

 当時、個人で設計事務所を開いていたが、ファミリーレストランのすかいらーくグループの店舗企画・設計に携わるようになり、途中からはグループの傘下に入ってガスト、スカイラークガーデンズなど多様な業態の店舗を次々と開発した。開発のコンセプトは「すべてのコストを半額にしよう」という大胆なものだった。

 ローコストで建てるために設計を見直したり、使用する部材を一個一個精査してコストを削減。さらにランニングコストの削減にも着手した。

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