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デジタル流行通信 戸田覚

SSD搭載のノートPCを格安販売する東芝の“賭け”

戸田 覚 [ビジネス書作家]
【第63回】 2009年2月9日
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SSD
電力消費が少ない、衝撃に強い、データの読み書きが高速など、HDDと比べていいことづくめのSSD。バラエティに富んだ商品化が期待される。

 以前本連載でも書いたように、ノートPCの記憶装置が変わろうとしている。正確に言うなら、現段階ではモバイルノートの記憶装置が変わりつつある。

 すでにご存じの方もいらっしゃると思うが、今話題になっているのが「SSD」だ。SSDとは、「Solid State Drive」の頭文字を取った言葉で、フラッシュメモリ・ドライブという意味だ。

 簡単に言ってしまえば、「デジカメに使われるような容量の大きなメモリカードが、ハードディスクに変わる」と考えればよいだろう。携帯ノートにとってSSDは、ハードディスクより優れている3つの特徴がある。

・機械的な動作がないので、電力消費が少ない

・データの読み書きが高速(現時点では特に読み出しが高速)

・HDDに比べると衝撃に強く、クラッシュの可能性が低い

 実際にSSDとHDD搭載モデルが選べる携帯ノートでは、SSDモデルの方が軽くて、バッテリーの駆動時間も長い。読み書きの高速化は、現時点でも進化の最中で、今後さらにレスポンスがよくなるだろう。

 「すでにSSDモデルを以前から発売していますが、故障は確かに少ないです。HDDに比べて劣る点は基本的にはありませんので、ご安心してお求めいただけます」(東芝PC第一事業部 PCマーケティング部 影山岳志部長)

 もちろんこの故障というのは、“衝撃などによる故障”も含んでいる。
まだ進化の途上にあるSSDだが、特に遅いとされている書き込み速度もどんどん向上中だ。

 とはいえ、デスクトップ用の高速なHDDに比べると、パフォーマンス的にはやや劣っているケースもある。でも、モバイルノートのHDDは小型化を優先するために、そもそもの性能が低い。SSDによって、性能は大きくアップするのだ。

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戸田 覚[ビジネス書作家]

1963年東京生まれ。ビジネス書作家、コンサルタント。株式会社アバンギャルド、有限会社戸田覚事務所代表取締役。ハイテク、パソコン、成功する営業のコツ、新商品開発、新事業開発といったテーマを中心に、執筆、出版プロデュース、講演、コンサルティングに携わる。ビジネス誌、パソコン誌、情報関連雑誌をはじめとして多数の連載を抱える。
著書に『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』『プレゼンの極意を盗め!』(以上、ダイヤモンド社)、『すごい人のすごい企画書』(PHP研究所)、『仕事で使える!クラウド超入門』(青春出版社)、『LinkedIn人脈活用術』(東洋経済新報社)など多数がある。
著者ブログ:http://www.toda-j.com/weblog/
株式会社アバンギャルドHP:http://www.avant-garde.jp/


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