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父と娘の就活日誌

仕事重視か?生活重視か?

――忙しくてもいいけれど、裁量のない会社はイヤ

楠木 新
【第9回】 2007年12月18日
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「良美(妹)のサマーキャンプでリーダーだった井上さんは、小売業のA社に入社して2年で退職したらしいよ」

「えぇ! 今は何をしているの?」

「料理学校に通いながら、ケーキ屋でバイトをしているらしい。」

「仕事が厳しかったのかな?」

「忙しくて時間も不規則だったので、結局身体を壊したらしい。最近は、若い人を使い捨てにする会社があるんじゃない?」

「アパレル店でバイトしていた時に、正社員の店長は、毎日の売上げにいつも追われていたし、バイトが休んだ時にも穴埋めで働いていたので、私生活の時間もなかったみたい。」

「たしかに、仕事の内容だけでなく、生活のことも大事だな。」

「私は、働く限りは一生懸命やるつもりだから、別に忙しくてもいいんだけれど、何も裁量がない仕事は嫌だと思っている。そのバイト先でも、自分で工夫して掃除のやり方を変えてみたけど、いつもと違うって注意された。きれいになったのは同じなのに。」

「ただ入社前に会社側のことを見通すのはむずかしいよ。自分で、仕事と生活について考える必要がありそうだなぁ。」

「私は、結婚しても、出産しても続けられる職場がいいと思うの。公務員とか教員とか。公務員を目指している人はいるの?」

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楠木 新

金融機関に勤務するかたわら、「働く意味」をテーマに執筆、講演などに取り組む。12万部を超えるベストセラーになった『人事部は見ている。』(日経プレミアシリーズ)、『就職に勝つ!わが子を失敗させない「会社選び」』(ダイヤモンド社)など著書多数。近著に『人事のプロが教える 働かないオジサンになる人、ならない人』(東洋経済新報社)がある。


父と娘の就活日誌

働く価値観が多様化する中、超売り手市場の環境下で、大学生はどのように企業選択をしていくのか。就職活動に臨む大学3年生の娘と父とのリアルな対話を通して、実状に迫る。

「父と娘の就活日誌」

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