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豊洲新市場移転にまたも暗雲!
観光施設計画を大幅見直し

週刊ダイヤモンド編集部
2015年4月21日
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喜代村の木村清社長はマグロの初競りでも有名だ。すし職人養成学校も手掛けている
Photo:AP/アフロ

 東京都中央卸売市場(築地市場)の移転をめぐり、またしても暗雲が垂れ込めている。2016年11月、豊洲への移転に合わせて大型商業・観光施設の同時開業を予定していたが、大幅な計画の見直しを迫られているのだ。

 施設はその名も「千客万来」。多くの観光客でにぎわう築地市場場外の活気を継承し、豊洲のまちづくりに貢献することを目的に、都が民間の事業者を公募。昨年2月、全国ですし店「すしざんまい」を展開する喜代村と、大和ハウス工業が事業予定者に決まった。

 計画では、約140の飲食店・小売店が軒を連ねる場外市場や1000席のフードコート、首都圏最大級の温浴施設、世界の調理器具市場を目玉とし、青果卸・仲卸売場の5街区と水産仲卸売場の6街区それぞれに複合施設を建て、年間420万人を集客するとしている。延べ床面積計6万5700平方メートル、投資規模は数百億円で、3月までに設計を完了し着工するはずだった。

 ところが2月になって、5街区施設担当の大和ハウス工業が辞退。当初の設計案における荷物搬入口が、一部市場業者の反対に遭い、確保できなくなったのが理由だ。

 そのため、6街区担当の喜代村は「5街区の計画凍結により、事業全体をどのように成立させるか、大急ぎで計画を練り直している」(同社関係者)という。

 しかし、そんな喜代村も撤退の方向へと傾き始めている。豊洲に程近い台場の日帰り温泉「大江戸温泉物語」が、都と交わしている定期借地権契約が切れる16年3月に営業を終了すると見込んで、温浴施設を造る計画を立てていた。

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