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来店型ショップで日本最大級に成長
保険販売の流通革命に挑む風雲児
アイリックコーポレーション社長 勝本竜二

週刊ダイヤモンド編集部
【第81回】 2009年7月31日
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アイリックコーポレーション社長 勝本竜二郎(撮影:宇佐見利明)

 「じつは保険が嫌いだった」

 こう打ち明けるのは、直営店とフランチャイズ店とを合わせて全国に120店(2009年6月末)という日本最大級の保険代理店「保険クリニック」を展開する勝本竜二だ。

 理由は、学校卒業後に勤めた信用金庫での体験にあった。

 当時の勝本の仕事は、得意先を訪問し、預金を集めたり融資の相談を受けること。得意先のなかには大手生命保険会社があり、生保レディに預金をお願いして回った。一方、預金をしてくれた生保レディからは、生命保険に入ってほしいと執拗に迫られることが多く、徐々に保険嫌いになっていった。

 親戚や友人、知人などのツテをたどって商品を売り込む販売手法を保険業界は、戦後60年以上にもわたって続けてきた。預金のお願いにやって来る営業マンは、「カモがネギをしょって来たようなものでしたね」と当時を振り返る。

 転機が訪れたのは、23歳のとき。ちょうど信用金庫の仕事に限界を感じていた勝本に、知人が紹介してくれたのはなんと外資系生保だった。同じ保険商品でも、「外資系ならば、日本の保険会社とは違う手法で販売しているのではないか」と考えて飛び込んだ。

外資系生保に入って保険販売の魅力に目覚めた

 外資系生保では主に、代理店の育成や販売支援に携わった。自動車保険や火災保険しか売ったことがない損害保険の代理店に、いかに生命保険を販売してもらうかが使命だった。

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