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人生の99%は思い込み――支配された人生から脱却するための心理学
【第3回】 2015年6月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
鈴木敏昭 [心理学者]

人生の脚本は
幼少期の「禁止令」からはじまる

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なぜ肝心なときに失敗してしまうのか、なぜ幸せを自ら崩壊させてしまうのか……。あなたには、そんなところはないでしょうか? 実はこれらはすべて思い込みからなる「人生脚本」のせいだと語るのは、「人生の99%は思い込み」の著者である心理学者の鈴木敏昭。
人生脚本は幼少期に構築されることが多く、その根底には「禁止令」があるという。果たして、禁止令とはなにか――

人生脚本は
「禁止令」からはじまる

禁止令とは、文字通り「◯◯してはいけない」という命令のことである。
 誰しも子どもの頃、「知らない人についていってはいけません」「夜10時以降はテレビを観てはいけません」などの「禁止令」を受けてきたでしょう。

 また、言語化されない禁止令もある。
 たとえば、子どもがいつも母親から「ご飯の前にお菓子を食べてはいけません」と叱られていたとする。ある日、夕飯前にお菓子を食べたくてねだったところ、母親は「そんなに欲しいなら、食べてもいいわよ」と珍しく許可を出した。
 ところが、その母親の表情は眉が吊り上り、怒っているような表情だ。言い方もつっけんどんである。
 このような場合、子どもは無邪気にお菓子を食べるだろうか? おそらく、「食べてはいけないんだ」と察し、我慢するだろう。
 子どもは想像以上に、親の本音を察する力を持っている。

 このように、言葉以外の要素、つまり親の態度や表情、しぐさなどから感じとった「NO」という無言のメッセージも「禁止令」である。親は直接的に「ダメ」「いけません」と禁止するだけではない。無意識に非言語メッセージを子どもに出す。

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鈴木敏昭 [心理学者]

◎1950年東京生まれ。教育学修士(京都大学/1980年)。
◎77年横浜国立大学教育学部卒業後、80年に京都大学大学院教育学研究科(修士課程)修了。85年に京都大学大学院教育学研究科(博士課程)単位取得満期退学。その後、四国女子大学家政学部助教授などを経て、96年より四国大学生活科学部教授。
◎専門分野は心理学。「自己意識の構造」が最大テーマ。その主な下位領域として自尊心、性意識、思い込み、人格形成などを研究。
◎中学2年のときから「自分とはなにか?」に関心があり、以来ずっと「自分」についての研究に没頭している。
◎日本心理学会、日本発達心理学会、教育心理学会、日本社会心理学会所属。著書に『自己意識心理学概説』(北樹出版)、『自己成立の発達心理学』(ふくろう出版)、『思い込みの心理学』(ナカニシヤ出版)などがある。


人生の99%は思い込み――支配された人生から脱却するための心理学

世の中の「常識」もあなたの「性格」もこの世の99%は思い込みでできている。その「思い込み」はいかにつくられるか、またその「思い込み」を外すにはどうすればいいかを探る。

「人生の99%は思い込み――支配された人生から脱却するための心理学」

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