ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

70代両親の熟年離婚に巻き込まれた息子の悲鳴

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第6回】 2015年6月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage

他人事ではない!母に突然
「お父さんと別れたい」と言われたら…

長年連れ添った両親の「熟年離婚」もはや他人事ではない!?

 突然ですが、質問です。あなたは自分の母親から突然、こんなふうに打ち明けられたらどうしますか?

 「実は…お父さんと別れたいと思っているのよ。あんたはどう思う?もちろん、あんたはお母さんの味方よね」

 世間一般的には60歳以上の夫婦のことを「熟年夫婦」、そして熟年夫婦の離婚のことを「熟年離婚」と呼びます。もし、あなたが40代なら母親は60歳以上でしょうから、前述の一言はあなたが『両親の熟年離婚』という場面に遭遇したことを意味します。

 「うん。お父さんとはいい加減、離婚した方がいいし、僕にできることは何でもするよ」

 こんなふうに両親の離婚を後押しするような賛成派の息子はごくごく少数で、大多数は母親に対して考え直すよう促す反対派です。具体的には、こんな具合です。

 「今まで何十年も連れ添ってきたのに、なぜこのタイミングで!?お母さんだって、もう老い先が長くないのだから、変に波風を立てず、静かに辛抱してほしい。今までものらりくらりとやってきたんだから、わざわざ離婚することないでしょ!」

 そこで、離婚反対派の面々にお聞きします。反対するのは、本当に母親のためですか?それとも自分のため?最近、私のところには息子が「両親の離婚」の相談をしに母親と連れ立って来るケースが増えています。母と子はてっきり運命共同体かと思いきや、必ずしも利害関係が一致するわけでもなさそうなのです。これはどういうことでしょうか?

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

⇒バックナンバー一覧