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アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
【第9回】 2015年7月24日
著者・コラム紹介バックナンバー
谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

もう一度、お会いしたいあの社長に
ごく自然な流れで
コンタクトする方法とは?

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商談や打ち合わせ、インタビューなど「本番」が終わったら、コミュニケーションは一応、そこでひと区切りです。しかし、「アクティブ リスニング」の実践はまだ続きます。「フォロー」のステップに入るのです。

相手に連絡するきっかけのため、自分に宿題を課す

 私が10年以上にわたるTVキャスターとしての仕事を通してつくり上げたコミュニケーション・メソッドが「アクティブ リスニング」です。
「アクティブ リスニング」には、

準備→本番(「傾聴」と「問答」)→フォロー

という3ステップにそって48のスキルがあります。

 中心になるのはもちろん、相手と会って話をする「本番」です。
 しかし、その後、フォローをすぐ行わないと、せっかく「本番」で噛み合ったコミュニケーションの広がりや発展が期待できません。
 ほんの小さなことでいいので、フォローをすぐ行うことが、「アクティブ リスニング」の効果をより大きなものにします。

 例えば、エレベーターや玄関まで相手をお見送りしたり、あるいは自分が相手先から退出する短い間にも、関係を深める機会がたくさんあります。緊張感も解けているので、一歩踏み込むチャンスです。
 私はよく本番での会話を踏まえ、

「もう少しこの点について考えてみます」
「これを調べてみます」

というふうに宿題を自分でつくり、相手に伝えるようにしていました。そして、しばらくしてからその宿題を提出するという形でご連絡を差し上げるのです。

 テーマはなんでもいいと思います。相手との話の中で感心した点などについて簡単なレポートを作成するとか、こちらが紹介して相手が興味を示した話題について参考資料を送るのでもいいでしょう。

 大事なのは、相手に何かを依頼するのではなく、こちらが時間と労力を使う「宿題」という形をとることです。

 相手としても「そこまでやってくれるのか」ということで印象に残り、自然な形で関係が続いていくはずです。

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谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

大学卒業後、山一證券に入社、社内の経済キャスターに抜擢される。しかし2年後、会社が自主廃業となり、フリーランスキャスターの道を選ぶ。ところが、アナウンス訓練も受けたことがない、人としゃべるのが苦手、敬語も使えない、知識も教養もない、のないないづくしで、フリー初日から厳しい洗礼を受ける。 そこで、フリーランスの世界での生き残り策を必死で考え、コミュニケーション術が大きく影響していることに気づく。そこからはフリーの世界で明日も仕事をさせて頂くために、試行錯誤しながら最強の技術を探求し、見出したのがこの「アクティブ リスニング」である。この技術に出合ってからは、十数年にわたって経済キャスターの第一線で活動し、日経CNBCでは初めての女性コメンテーターに抜擢される。経済シンポジウムでは元日銀副総裁らに交じりパネリストを務めるなど、仕事の範囲が大きく広がることに。また、トニー・ブレア元英首相、マイケル・サンデルハーバード大教授、著名投資家のジム・ロジャーズ氏などの独占インタビューをはじめ、世界のVIPへのインタビューは1000名を超える。Bloomberg TV、日経CNBCなどを経て、現在はフリーで国内外の著名人インタビューや、金融・経済セミナーのモデレーター、企業IR支援、Huffington Post、TABI LABO等でコラム・記事執筆などを手掛けている。また、テレビ朝日『サンデースクランブル』ゲストコメンテーターとして不定期出演中。2015年4月から、日経CNBC『夜エクスプレス』アンカー


アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術

トニー・ブレア 元英首相、マイケル・サンデル ハーバード大学教授、ハワード・シュルツ スターバックスCEOなど、世界のVIP1000人にインタビューした著者が明かす!!絶対 結果が出る「聞く」技術! 相手に気持ちよく話してもらい、こちらの考えをさりげなく伝え、信頼関係をつくりながら、自分の目標を実現していく。これこそが、この連載でお伝えしたい「アクティブ リスニング」という方法です

「アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術」

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