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アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術
【第8回】 2015年7月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

いつも「聞き役」だった人が
「やり取り上手」に変身する
魔法のフレーズとは?

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温和な人柄と笑顔でみんなに好かれているけど、自分からはあまり話をしない「聞き役」タイプの人っていますよね。そんな人がいつの間にか、会話がポンポンはずむ「やり取り上手」になっていたら、びっくりしませんか。「アクティブ リスニング」なら、そんな変身も意外に簡単にできます。

「聞き上手」だけではうまくいかない

 私が10年以上にわたるTVキャスターとしての仕事を通してつくり上げたコミュニケーション・メソッドが「アクティブ リスニング」です。
 その目的は、

相手に気持ちよく話してもらいながら、こちらの考えもさりげなく伝え、信頼関係を築きながら、自分の目標を実現すること。

 「アクティブ リスニング」では、「相手に気持ちよく話してもらう」ことを重視しますが、かといってただの「聞き上手」とは違います。
 聞き上手な人は確かに、相手の話にきちんと耳を傾けるので親しみを感じてもらいやすく、相談を受けたり、頼まれごとをされたりしますが、そこから先、なかなか関係が深まっていきません。
 「私はこう思う」「私はこうしたい」ということを伝えないと、相手にとって印象が薄く、「この人、なんだかよくわからない」ということで、関係がそこで止まってしまうのです。

 どうすればいいのか?

 ポイントは、会話にメリハリをつけ、相手の話をさりげなくコントロールするフレーズを使うことです。

 例えば、「聞き上手」な人はソフトな印象を与えることが多いのですが、ここ一番というときには、相手の気持ちに訴えるフレーズを意識してはさむと効果的です。

「本当に○○さんだけが頼りなんです」
→ こう言われて悪い気はしないもの

「どんな質問にもきちんと答えが返ってくるので、お話しするのがいつも楽しみ
です」

→相手への尊敬を伝える

「これができるのは、○○さんしかいないじゃないですか!」
→ 最後のひと押しとして盛りあげる

「あと30秒だけ私に下さい!」
→ 時間を区切ることでこちらの真剣さを伝える

「お願いします。本当に行き詰まっています。どうかお力をお貸し下さい‼」
→ 時には思い切ってプライドを捨てて懇願してみる

 こんなフレーズを聞くと相手も「おや、いつもと違うな。こっちもきちんと話をしないと…」なんて感じるはずです。

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谷本有香 [経済キャスター/ジャーナリスト/コメンテーター]

大学卒業後、山一證券に入社、社内の経済キャスターに抜擢される。しかし2年後、会社が自主廃業となり、フリーランスキャスターの道を選ぶ。ところが、アナウンス訓練も受けたことがない、人としゃべるのが苦手、敬語も使えない、知識も教養もない、のないないづくしで、フリー初日から厳しい洗礼を受ける。 そこで、フリーランスの世界での生き残り策を必死で考え、コミュニケーション術が大きく影響していることに気づく。そこからはフリーの世界で明日も仕事をさせて頂くために、試行錯誤しながら最強の技術を探求し、見出したのがこの「アクティブ リスニング」である。この技術に出合ってからは、十数年にわたって経済キャスターの第一線で活動し、日経CNBCでは初めての女性コメンテーターに抜擢される。経済シンポジウムでは元日銀副総裁らに交じりパネリストを務めるなど、仕事の範囲が大きく広がることに。また、トニー・ブレア元英首相、マイケル・サンデルハーバード大教授、著名投資家のジム・ロジャーズ氏などの独占インタビューをはじめ、世界のVIPへのインタビューは1000名を超える。Bloomberg TV、日経CNBCなどを経て、現在はフリーで国内外の著名人インタビューや、金融・経済セミナーのモデレーター、企業IR支援、Huffington Post、TABI LABO等でコラム・記事執筆などを手掛けている。また、テレビ朝日『サンデースクランブル』ゲストコメンテーターとして不定期出演中。2015年4月から、日経CNBC『夜エクスプレス』アンカー


アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術

トニー・ブレア 元英首相、マイケル・サンデル ハーバード大学教授、ハワード・シュルツ スターバックスCEOなど、世界のVIP1000人にインタビューした著者が明かす!!絶対 結果が出る「聞く」技術! 相手に気持ちよく話してもらい、こちらの考えをさりげなく伝え、信頼関係をつくりながら、自分の目標を実現していく。これこそが、この連載でお伝えしたい「アクティブ リスニング」という方法です

「アクティブリスニング なぜかうまくいく人の「聞く」技術」

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