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プレゼンは「目線」で決まる ― No.1プレゼン講師の 人を動かす全技術
【第9回】 2015年7月22日
著者・コラム紹介バックナンバー
西脇資哲

「数字の魔力」を引き出す
プレゼンでの指の使い方
シャイな日本人でもできるプレゼン中のジェスチャー(2)

 

まずは「数字と指のシンクロ」から始めよう

前回は基本姿勢と手の動かし方についてお伝えしましたが、今回は「指」の動かし方です。手よりも指のほうが、より具体的な情報を示すのに向いています。

いちばんわかりやすいのは数字ですね。

 「私は普段はこちらのオフィスビルの3階にいるのですが……」

という内容に合わせて、指を3本立てて見せるだけです。会場が広い場合は、後ろの席に座っている人にも見えるように手を顔の位置より高く上げましょう。

口頭で「3階」と言っているのに、わざわざ指でそれを繰り返す必要なんてあるのかと思うかもしれませんが、これがまさに視線誘導です。

口で「3階」と言っただけでは、聞き手は顔を下に向けたままかもしれません。アクションを入れることで、聞き手は無意識にプレゼンターのほうを見ようと顔を上げてくれるのです。

そのほか、物事を順序立てて話すときにも、指を使ってみてください。

 「今日は3つのお話をします。(指を3本立てる)
まず、いまこの業界がどのような状況にあるのか、(人差し指だけを立てる)
2つめに、そのなかでの小社の状況、(中指も立てる)
最後に、御社とのコラボレーションの可能性についてです(薬指も立てる)

こうやって指を使いながら説明することで、視線を誘導できるのと同時に、どんな話がどんな順序で進んでいくのかを相手にイメージしてもらえます。

数の多さをアピールしたいときは、
「指を折る動作」が役に立つ

また、何かを数え上げ、「数の多さ」をアピールするときには、指を折る動作が使えます。

 「こちらのサービスをご利用いただいている企業様としては、
大手ですと、A社さん(親指を折る)、B社さん(人差し指)、C社さん(中指)、ベンチャーですと、X社さん(薬指)、Y社さん(小指)などですね」

こうやって数え上げながら指を折っていくと、数の多さが伝わりやすくなり、相手の行動につながります。

いかがでしょうか?
意外とシンプルですよね。どれも細かいアクションですが、プレゼンがうまいと言われる人はけっこう実践しているものばかりです。

なお、手の動きも指の動きも「高さ」が重要です。自分の顔の高さ、あるいはそれよりも上を意識してやるようにしてください。

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西脇資哲 [日本マイクロソフト エバンジェリスト]

(にしわき・もとあき)
日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員/エバンジェリスト
1969年生まれ。岐阜の小さなシステム会社でプログラマーとしてモニター画面に向き合う日々を過ごしつつ、ひそかにプレゼン技術の研究を重ねる。96年、日本オラクルに入社し、プロダクトマーケティング業務を経験。その後、IT業界屈指のプレゼンターとして頭角を現す。09年、マイクロソフトに入社後、マイクロソフト製品すべてを扱う唯一の日本人エバンジェリストとして活躍。2014年より業務執行役員。
また、独自のプレゼンメソッドが口コミで広がり、全国から講演・セミナー依頼が殺到。「年間250講演、累計5万人以上・200社以上が受講」という圧倒的実績を持つNo.1プレゼン講師としても知られている。三井住友海上、日立製作所、NHK放送研修センター、JT、富士通、サイボウズ、ルネサンス、クレハ、日本ユニシス、国会議員、環境省、立命館小、筑波大附属駒場中・高など、大手上場企業から初等教育の現場にいたるまで、幅広い層の「伝える力」向上に貢献。また、2010年より継続開催中の「エバンジェリスト養成講座」では、定員が即座に埋まるほどの人気を誇る。
著書に『エバンジェリスト養成講座』(翔泳社)、『エバンジェリストの仕事術』(日本実業出版社)がある。

[Twitter]@waki twitter.com/waki
[Facebook]西脇 資哲 www.facebook.com/mnishiwa


プレゼンは「目線」で決まる ― No.1プレゼン講師の 人を動かす全技術

IT業界屈指のプレゼンテーターとして知られる、マイクロソフトのカリスマ・エバンジェリスト西脇資哲氏。彼には「プレゼン講師」というもう一つの顔がある。なんと年間250回以上のプレゼン研修・講演をこなしているという西脇氏。そんな圧倒的な研修実績に裏打ちされた「プレゼンテーション技術の王道」やそれにまつわるエピソードを語る!

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