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「本業×社会活動」パラレルキャリアを始めよう!――「2枚目の名刺」があなたの可能性を広げる
【第4回】 2015年7月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
石山恒貴 [法政大学大学院政策創造研究科教授]

パラレルキャリアで、元気なシニアが増える!

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パラレルキャリアは、生涯続けることができる

 第1回でお伝えしたとおり、パラレルキャリアとは、本業のほかにもうひとつの世界を持つことであり、P・F・ドラッカーが「社会の進歩で長命になった個人がいきいきと働き続けるための方法」として提案したものです。

 ここで参考になるのは、「キャリアの時間軸を自分で決める」という考え方です。これは千葉登志雄氏が提案したものであり、職業生活の長期化に対応するためには、どのようなキャリアの選択肢があるのかということに関する考え方です。

キャリア時間軸の延長の意味

 では、キャリアの時間軸を自分で決めるとは、どういう意味でしょうか?

 キャリアの時間軸を自分で決めないとは、他の人が決めた基準によって自分の職業生活の終了時点を決めることを意味します。簡単に言えば、会社が60歳定年を定めているから、自分の職業生活の終了時点も60歳と考えるということです。

 これに対し、キャリアの時間軸を自分で決めるとは、会社が定めた定年の年齢には関わりなく、「自分は何歳まで働きたい」と考えることを意味します。会社が定めた定年が60歳だとしても、自分は75歳までは働きたいと考えることこそ、キャリア時間軸の延長なのです。

 実際、千葉氏によれば、キャリア時間軸を自分で決めたいと思う人は、そうでない人に比べ、自己啓発に熱心であるそうです。キャリア時間軸を自分で決めれば、生涯にわたってさまざまなキャリアを選択できる可能性が広がる、と言えるでしょう。

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石山恒貴 [法政大学大学院政策創造研究科教授]

一橋大学社会学部卒業、産業能率大学大学院経営情報学研究科修了、法政大学大学院政策創造研究科博士後期課程修了、博士(政策学)。NEC、GEにおいて、一貫して人事労務関係を担当、米系ヘルスケア会社執行役員人事総務部長を経て、現職。人的資源管理と雇用が研究領域。ASTDグローバルネットワークジャパン理事、タレントマネジメント委員会委員長。NPOキャリア権推進ネットワーク研究部会所属。主な著書に『キャリア採用のプロたちが教える 後悔しない転職7つの法則』(ダイヤモンド社)、『組織内専門人材のキャリアと学習』(日本生産性本部生産性労働情報センター)、翻訳に『サクセッションプランの基本』(ヒューマンバリュー社)がある。


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