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ベストセラー対談
【第1回】 2015年8月20日
著者・コラム紹介バックナンバー
山本あきこ [スタイリスト],大山旬 [パーソナルスタイリスト]

多くの人が間違っている「服選び」
【山本あきこ×大山旬 対談(1)】

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『いつもの服を着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』が話題のスタイリストの山本あきこさんと、cakesでの連載をまとめた『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』を上梓したスタイリスト大山旬さん。2人とも、一般の方の自宅でワードローブをチェックし、コーディネートを指南するパーソナルスタイリングの先駆者です。服選びの勘違いからおしゃれに見える着こなしまで語り合っていただきました。(構成:佐藤友美)

ほとんどの人はシンプルな服を持っていない!

___山本あきこさんの『いつもの服を着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』と、大山旬さんの『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』は、それぞれ女性向け、男性向けがメインのファッション指南本ですが、書かれていることには共通点が多かったように思います。

大山:共通点、たくさんありましたね!

山本:はい。特に「シンプルな服を持ちましょう」というのは、お互いの書籍の、一番大事なメッセージでしたね。

大山:僕はご自宅にクローゼット整理に伺うことが多いのですが、皆さん、ものすごく服をたくさん持っているんですよ。僕よりも大量に持っている方のほうが多い。

山本:私もまったく同じです! ご自宅でクローゼットを見せていただくと、服の数は皆さん本当に多いんです。でも「たくさん服はあるけど、明日着ていく服がない」とおっしゃる。それって、実はシンプルな服を持っていないからなんですよね。

大山:いっぱい服を持っていれば、順繰りに使えるかというとそうでもないんですよね。キャラがかぶっている服が多いと、使い回しがしにくいですし。

山本:そう! お宅に伺ってコーディネートさせていただくときは、口癖のように「あのー、普通の白シャツはないですか? 普通のTシャツは……?」と聞いています(笑)。皆さん、プレーンな服をお持ちじゃないので、やっぱり組み合わせが難しい。

大山:わかります。僕もまずはシンプルな服だけ残して、そこからコーディネートをスタートするというのがセオリーです。
白シャツでもワンポイントがあったり、色ステッチが入っていたり、ボタンが派手だったりすると、着回しがしにくいんですよね。まさに『できれば服にお金と時間を使いたくない人のための一生使える服選びの法則』の表紙にしたような普通の白シャツがいいんですよ。でも「こういうシャツを買いましょう」と言うと「え? そんなに普通でいいんですか?」って驚かれますね。

山本:私のお客様にもそういう方が多いので、よくわかります。あともうひとつ、私がよく感じるのは、形のかぶりですね。
『いつもの服を着ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える』では、必ず手持ちの服を全部床に並べて俯瞰して、形のかぶりをチェックしてくださいと書いているんです。なぜなら、同じ形の服ばかり持っている方がすごく多いから。

 形が同じだといくら色や柄が違っても印象が変わらないんですよね。例えばチュニックばかり持っている人は、ボトムにいつもスキニーを合わせてしまいがちです。そのバランスが変わらないと、人のイメージはいつまでたっても変化しない。いろんな組み合わせを楽しんでもらうためにも、シンプルな服は必須ですよね。

大山:僕はお客様に「8:2」を意識するといいと伝えています。シンプルなものが8割。それがそろってから、少しずつ自分の好きなテイストを入れていけばいいんです。

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山本あきこ [スタイリスト]

スタイリスト。1978年生まれ。
女性誌や広告など多くのスタイリングを手がけながら、「女性にとても大切な外見力をあげるため、服の買い方や見せ方を、一般の人でもプロのスタイリストに気軽に相談できる場をつくりたい」と、2013年より毎月個人向けのパーソナルスタイリングや、スタイリングを教える講座など行う。それ以来、予約開始と同時に申し込みが殺到する「予約の取れない」スタイリストに。
ママ雑誌やぽっちゃりさん向けの雑誌、OL向けの雑誌など、あらゆる年齢や体型などにスポットをあてた媒体で、モデルだけではない様々な人たちに似合うスタイリングに定評がある。多くの経験に基づくルールを持ち、シンプルな洋服を主体に、小物で味つけしたスタイリングで、瞬く間にその人本来の魅力を引き出すファッションを得意とする。今までつくってきたコーディネート数は15万を超える。
スタイリングを受けると「朝、服に悩む時間が減った」「やせた? と言われた」「結婚がきまった」「仕事で昇格した」という女性が続出中。処女作の『いつもの服をそのまま着ているだけなのに、なぜだかおしゃれに見える』(ダイヤモンド社)はベストセラーとなる。

大山旬 [パーソナルスタイリスト]

おおやま・しゅん。パーソナルスタイリスト。
アパレル勤務、転職アドバイザーを経て独立。「自信を高めるファッション」をモットーに、社会人向けのファッションコーディネートサービスを提供している。経営者、会社員、公務員、主婦、セカンドキャリア層から有名人まで、顧客は多岐に渡り、仕事でのイメージアップから婚活まで、さまざまな目的にあわせて、1000名以上のスタイリングを手がけてきた。
自身も164㎝という低身長のコンプレックスをファッションに助けてもらった経験から、さまざまな体型の悩みの解決にも取り組んでいる。「はなまるマーケット」「おはよう日本」「週刊SPA!」「日経トレンディ」などの、メディアへの出演も多数。


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多くの読者に支持されるベストセラーの著者が、それぞれの著書に込めた思いや互いの著作についての感想を語り合う。対話から生まれる化学反応が、ベストセラーを読み込むための新たな視点やヒントを提供する。

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