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短答直入

吉野家ホールディングス社長 河村泰貴 
健康メニューで差別化を図る 女性客取り込みは10年仕事

週刊ダイヤモンド編集部
2015年8月28日
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うどんチェーンの「はなまる」社長を経て、2012年から吉野家ホールディングスの社長に就く河村泰貴氏が、2014年9月から事業会社「吉野家」の社長を兼務することになった。就任後、相次いで健康を重視した商品を投入しているが、その狙いについて聞いた。

――河村社長が事業会社の「吉野家」の社長も兼務して以降、「ベジ丼」や「麦とろ牛御膳」など健康を意識した商品を相次いで投入しています。

かわむら・やすたか/大阪府出身、46歳。1993年吉野家ディー・アンド・シー(現吉野家ホールディングス)入社。2004年はなまる取締役、2007年同社社長。10年吉野家ホールディングス取締役、12年同社社長。14年から吉野家の社長も兼務 Photo by Toshiaki Usami

 我々が提供しているのは特別な日の外食ではなく日常食です。であればあるほど、お客様にとって健康であること、食べて体にいいことが求められていきます。日本だけでなく先進国すべてでこの傾向にあります。我々のような価格帯のレストランに、お客様が期待していることが変わってきつつある。

 以前は、おいしくてお腹がいっぱいになって安ければよかった。1970~80年代の吉野家は、そのニーズにこたえることで成長してきましたが、今のお客様のニーズはそれだけではなくなっています。

――消費者のニーズはどこから読み取るのですか。

 例えば、コンビニエンスストアがその一つです。私も毎日利用していますが、コンビニの食品売り場、総菜コーナーの棚は、ここ数年で大きく変わりました。いまはグリーン一色です。サラダの売り場はどんどん拡張され、パスタサラダ、ラーメンサラダと種類も豊富です。コンビニでは売れないものはすぐに撤去されるので、定点観測をしていれば、消費者が何を求めているか分かります。

――傘下のうどんチェーン、はなまる社長時代には食物繊維麺を開発しています。そのときの経験を生かしたのでしょうか。

 差別化のためです。飲食業は差別化できなければ同質化して、行きつく先は価格のたたき合いになります。差別化の手段が“健康”でした。

 日本は少子高齢化が進んで、日本人の平均年齢は46歳、2030年には50歳を超えるといわれている中で、これからもっともっと健康意識は高まっていくと思います。僕が20代だったころに比べて、世の中には健康情報が多く溢れています。みんな歳を取ってもスタイルが良くて、お肌もきれいでいたいというニーズがもっと高まっていくでしょう。まずは健康、お金を払ってもいいと思われるのが健康というジャンルです。

 ベジ丼は「吉野家が野菜だけのどんぶりを出した」と話題になったこともあり、発売当初は想定の3~4倍売れました。

――客層を広げるため、女性を意識したのでしょうか。

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