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イマドキ職場のギャップ解消法 高城幸司

たいして仕事もできないのに先輩面?
新入社員に“仕事論”を説くウザい2年目社員

高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]
【第17回】 2010年4月12日
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 “イマドキ世代”同士でもギャップは起きるもの。しかも年齢が「1つ」しか違わなくても、です。

 学校を卒業して期待に胸を膨らませた新入社員と、彼らの一番身近な先輩である社会人2年生の間で、些細な喧嘩やイザコザが起きているとの話をよく耳にします。2年前までお互いに学生同士だった身近な存在のはずなのに、どうしてぶつかってしまうのでしょうか?

 彼らから詳しく話を聞くと、過度に先輩風を吹かす社会人2年生の態度とそれが気にくわない新入社員のギャップがきっかけになっているようです。お互いが近い存在であるがゆえに対立が起きてしまうようですが、対立の根本となる原因と、それを避ける方法を今回もケースを見ながら考えていきましょう。

ギリギリまで心を開かない
今年の新入社員は「ETC型」

 昨今の経済不況により、採用数が大幅に減少したといわれますが、それでも春先の街では初々しスーツ姿を頻繁に見かけます。やはり「社会人になりたて」と「経験者」は身だしなみからしても違いが明らかです。新入社員である彼らはスーツもシャツもネクタイも新調したばかりで、歩く姿が何となくオドオド見えたりします。そんな初々しい姿も社会人として1年も経過すれば、街で見かける普通のビジネスパーソンに進化します。それだけ職場という荒波にもまれるからなのでしょうか?

 さて、先日入社した2010年度の新社会人は、厳しい就職戦線を勝ち抜いてきたと同時に、いわゆる「ゆとり教育」を完全に受けた第一世代です。「2010年度 新社会人の意識調査」(イーキャリア調べ)によると、今年の就職活動を「楽ではなかった」と回答したのは62.5%(前年比10.5ポイントアップ)。そして、全体の約半数が入社前に「不安」を感じていたと回答していました。

 「自分が社会で通用するかを考えると自信がない」

などという弱気な声を私もたくさん聞きました。超難関となった就職活動によって、社会人としての第一歩をかなり厳しく考えすぎているのかもしれません。さらに不安を駆り立てる理由として「先輩・上司とのコミュニケーション」が最も多く挙げられています。そんな2010年入社組を日本生産性本部は、親密になる直前まで心のバーが開かない「ETC型」と定義していました。

「自分は先輩」「仕事ができる」
社会人2年生が“陥りがちな罠”

 そんな2010年型新入社員と入社2年目の社員は、年齢も近いのでギャップなんて無いと思われるかもしれません。しかし、冒頭でも述べたように実際はそうでもありません。仮に学生時代にそれぞれ4年生と3年生として面識がある2人が2年後に同じ職場で再会したとしましょう。

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高城幸司 [株式会社セレブレイン 代表取締役社長]

1964年生まれ。同志社大学卒業後、リクルート入社。リクルートで6年間連続トップセールスに輝き、「伝説のトップセールスマン」として社内外から注目される。そのセールス手法をまとめた『営業マンは心理学者』(PHP研究所)は、10万部を超えるベストセラーとなった。 その後、情報誌『アントレ』の立ち上げに関わり、事業部長、編集長、転職事業の事業部長などを歴任。2005年、リクルート退社。人事戦略コンサルティング会社「セレブレイン」を創業。企業の人事評価制度の構築・人材育成・人材紹介などの事業を展開している。そのなかで、数多くの会社の社内政治の動向や、そのなかで働く管理職の本音を取材してきた。 『上司につける薬』(講談社)、『新しい管理職のルール』(ダイヤモンド社)、『仕事の9割は世間話』(日経プレミアシリーズ)など著書多数。職場での“リアルな悩み”に答える、ダイヤモンド・オンラインの連載「イマドキ職場のギャップ解消法」は、常に高PVをはじき出している。
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