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たった数年で劇的に変貌した「出会いの場」のいま

唐仁原俊博[ライター]
【第13回】 2015年10月3日
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 東日本大震災をきっかけに結婚に踏み切ったというカップルを紹介する報道を見て、「そりゃあ、結婚できる相手がいるなら結婚したいよ」と思ってから、早4年半。今年30歳になった私の周りでは、同級生やよく知った先輩・後輩たちがどんどん結婚していく。フェイスブックを見れば、最近連絡を取っていない人たちもいつの間にか結婚している。正直、周りから取り残されている感がある。出会いはどこかに落ちていないものか。

日本人会員180万人超の
出会い系サイトで大問題発生

出会いの場の主流は、かつてはお見合いや合コンだったが、今では「ネット」に場が移ってしまっている

 私は普段、パソコンに向かっている時間が多い。そうすると、結構な頻度で出会い系サイトの広告が目に入る(サジェストされるような行動を取った覚えはないのだが……)。ある日のこと、思わず「えっ」と声を上げてしまった。「人生一度。不倫をしましょう」。既婚者向けの出会い系サイト、『アシュレイ・マディソン』のキャッチコピーだ。アシュレイ・マディソンの発表では、日本人の会員だけで180万人を超えているという。晩婚化が問題とされる一方で、そんなにも多くの既婚者が浮気相手を探しているというのか。

 そのアシュレイ・マディソン、今年7月、ハッカー集団による攻撃を受け、登録ユーザーの情報を流出させてしまった。流出した個人情報は3200万件やら、3700万件やら、3900万件やら、メディアによって数のばらつきがあるものの、アシュレイ・マディソン側が発表しているユーザー数から考えれば、ほぼ全員分と見ていいだろう。攻撃したハッカー集団はサイトの閉鎖を要求していたが、これが受け入れられなかったため、8月には、盗みだした情報をネット上で公開した。

 ちなみに現在、アシュレイ・マディソンのサイトには「52ヵ国4152万人以上が利用しています」と記載されている。情報流出があった当時の報道では、「世界48ヵ国の約3800万人が登録しており」(朝日新聞デジタル 7月22日)とあるので、ハッカーたちが義憤(異論はあるだろうが)に駆られ、攻撃を仕掛けたときよりも、会員数がまた随分と伸びているようだ。情報流出騒ぎで初めてサービスを知った人が殺到していたりするのだろうか。

 ただし、メディアサイトである米ギズモードが、流出したソースコードをもとに調査した結果、bot(人間の代わりにいろいろな作業を行うコンピュータプログラム)が実在しない女性会員を演じていたことも明らかになっている。要は、女性会員の水増しをしていたのだ。

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