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ホリエモン的常識

フジテレビ急落はリモコンボタン8の場所が原因だ
【ホリエモン的常識】

堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]
【第50回】 2015年10月6日
Q.最近の視聴率その他でフジテレビの不振が伝えられています。凋落とまで言う人もいます。番組制作面、経営面などさまざま理由が考えられますが、堀江さんは何が問題の本質とお考えでしょうか。

5にも、7にも抜けれてリモコン最末尾となったダメージが
予想以上に大きかった

A.一番の原因と考えているのは、テレビが地デジに移行した際、8チャンネルを選択したことだと思っています。

 地上波テレビがいまだに高い収益力を維持できるのは、テレビの言わば“リモコン利権”を確保しているためです。リモコン利権は、1から12まで12個しかないチャンネルの一つを、がっちり抱え込むことの希少性によるものです。

 一方で、リモコン利権を持つ者どうしの間では、競争が激烈です。これをどう勝ち抜くか。

 最近、テレビをよく見るする人は、自分の好きな特定の番組を狙って視聴するというよりも、「さて、なんか面白いものはやってないかな」と、リモコンボタンを順にいじくってザッピングしながら、見る番組にたどり着くことが多いのです。

 であると、チャンネルはどうしても若い番号からセンター付近までの番号が有利になります。アナログ時代、東京圏のチャンネルは1・3・4・6・8・10・12だったので、フジテレビは上から5番目のナイスなポジションにありました。

 しかし、地デジ移行後は、上から7番目の末尾となりました。テレビ番組表でも産経新聞以外は、一番隅っこに追いやられています。これでは、注目度が下がるのは当たり前です。

 一方、テレビ朝日はチャンネルが10から5に若返り、順位も2つ繰り上がって絶好調、フジテレビとはまさに対照的です。

 フジテレビは、本来であれば「8」を捨てて、関東近県の旧UHF局に割り当てられていた3チャンネルを取得すべきでした。まあ、意味のない8という数字にこだわるあたりは、フジテレビらしいと言えばらしいですが(笑)。

Q.ラグビーのワールドカップで、日本代表が強豪の南アフリカを破り、歴史的な勝利を収めました。エディー・ジョーンズヘッドコーチが日本を強いチームに育て上げたと言われています。強いチームを作り上げるために必要な要素は何でしょうか。

スポーツの無意味な規制を取り払って
強くなって盛り上げることで成長する

A.非常に簡単な話で、外国の有力選手を日本代表として受け入れたからでしょう。

 ラグビーの場合、サッカーの代表と比べて規制がゆるいので、多くの選手が日本代表としてプレーできています。

 例えばですが、高校野球は甲子園に出場する代表校を都道府県単位で決めますが、強くなるために他県から有力選手をリクルートしてチーム力を強化し、甲子園に出場し、野球名門校に成長していく高校はたくさんあります。それを規制するルールはありませんし、規制する必要もありません。

 野球に投資をして野球名門校としての知名度を上げ、有力選手の志望者を増やすことで全国の高校のチーム力が強化され、高校野球の発展、盛り上がりにつながるわけです。

 ラグビーは、チームを強くするために国単位でこれに取り組んだわけです。このことは日本だけでなく、ラグビーが盛んな国にとってもメリットがあります。日本やその他経済力のある国でラグビーが盛んに行われるようになれば、自国の若手選手にとっても、その活躍の場が増えるからです。

 スポーツを国内で、そして世界的に盛り上げていくためには、そういった規制そのものをなくしていくことが重要なのです。イングランドのプレミアリーグも外国人枠を撤廃し原則自由にした結果、世界一のリーグになったのですから。

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堀江貴文 [実業家、SNS株式会社ファウンダー]

1972年福岡県八女市生まれ。血液型A型。実業家。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。東京大学在学中の1996年、23歳のときに有限会社オン・ザ・エッヂ(後のライブドア)を起業。2000年、東証マザーズ上場。2004年から05年にかけて、近鉄バファローズやニッポン放送の買収、衆議院総選挙への立候補などといった世間を賑わせる行動で一気に時代の寵児となる。しかし2006年1月、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され懲役2年6ヵ月の実刑判決を下される。2013年11月に刑期を終了し、ふたたび自由の身となって「ゼロ」からの新たなスタートを切った。自身のブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」で独自の見解を展開中。著書に『徹底抗戦』『人生論』『希望論』など。TV、ラジオ、インターネット番組と幅広く活躍中。


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