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美人のもと

おいしい空気

西村ヤスロウ [広告プランナー]
【第59回】 2010年4月26日
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 ドラマなどを見ていると「あー、空気がおいしい」というセリフが出てくる。たいてい草原など自然に囲まれて澄んだ空気がありそうな場所だ。

 実際のところ空気には味があるのだろうか。たしかに都会より田舎に行ったほうが深呼吸したくなる。空気もきれいだと思う。しかし、味を感じるほどの空気はないように思う。おいしいと実感しているのだろうか。テレビなどで誰かが言い出したことを真似ているのではないか。「おいしい水」と言う言葉も聞くが、空気と同様、実際には味がしないほうが「おいしい」となるようだ。そのせいか空気や水は「おいしい」を「美味しい」と書くと気持ち悪い。

 美人はきれいな空気には敏感だ。「おいしい」とは言わないにしても、きれいな空気の場所にできるだけいようとする。特に食事の時である。もちろん食べ物の味も重視するのだが、食べる場の空気を気にしている。

 「あの店はおいしいんだけれど、くさいのが気になる」と言ったり、弁当を食べるにしても、空気のきれいな場所を確保することに時間をかける。おなかがすいていても食べる場の空気には非常に気をつけている。

 軽食やおやつにしても、場所を気にするし、家でつまむ時でも、部屋を片付けたり、テーブルをきれいにしたりしてからだ。

 食事とともに摂る空気は「美人のもと」を生み出すのではないだろうか。つまり、いい空気とともに食べると「美人のもと」を増やし、悪い空気とともに食事をすると「美人のもと」を減らすように思える。そもそもきれいな空気は美人をつくってくれるような気がする。食事がともなうと、それが加速するのではないか。

 空気のきれいな場で食事をしている人を見ると美人が多い。一方、なんとなく空気がきれいではない場で食事をしている人を見ると美人を見かける確率は低くなる。

 1日3度の食事の場、空気を考えるだけで美人効果が上がるかもしれない。

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西村ヤスロウ [広告プランナー]

1962年生まれ。プランナー。趣味は人間観察。著書に『Are You Yellow Monkey?』『しぐさの解読 彼女はなぜフグになるのか』などがある。


美人のもと

『経』に好評連載中の西村ヤスロウ氏によるエッセイ。「美人のもと」とは、女性なら誰しも持っているもの、「美人のもと」を磨き続けるためのコツを解き明かす。

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