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グーグルが人工知能エンジンを一般公開
“第二のアンドロイド”を目指す

瀧口範子 [ジャーナリスト]
【第366回】 2015年11月12日
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ディープラーニング技術を
誰でも利用できる

「テンサーフロー」のロゴマーク http://tensorflow.org/

 グーグルはもはや検索の会社ではなく、人工知能(AI)の会社だと言われる。検索や画像認識、音声認識、翻訳、メール機能など、同社が提供するほとんどのサービスの背後にAIがひかえているからだ。

 同社のそんな基幹技術とも言えるAIエンジンをオープンソース化して、他の企業や研究機関が利用し、独自に製品などを開発することを可能にするという。オープンソース化するのは、同社が開発したテンサーフロー(TensorFlow)というソフトウェアだ。

 3年ほど前、グーグルの人工知能がユーチューブの画像から「ネコ」を識別したのを覚えておられるだろうか。同社はその後、ここで用いられたディープラーニング技術を刷新して、より高性能なものにしてきた。それがテンサーフローだ。

 テンサーフローによって、写真の中から特定の動物や物体をより正確に識別して画像検索を可能にし、音声認識でわれわれがスマートフォンと話せるようになったり、またその人間の音声をにぎやかな場所でも聞き分けることができるようになったりした。

 メールでも、予想される返答を何通りか表示してユーザーがクリックひとつで選べるようにする「スマート・リプライ」機能もある。昨今のグーグルを利用すると、あまりの頭のよさに驚くほどである。

 そんな重要なテクノロジーであるテンサーフローを、なぜ公開するのか。

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瀧口範子 [ジャーナリスト]

シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。


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