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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか
【第31回】 2015年11月19日
著者・コラム紹介バックナンバー
津田 久資

勝てないのは「フィールド選び」のせいでは?
「思考力」と「戦場」をめぐるディスクール

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[累計100万PVの人気連載]佐藤優氏が書評で大絶賛し、注目を集めている『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか ― 論理思考のシンプルな本質』は、「考える野蛮人」による知的下剋上の時代において、どうやって「思考力」を磨いていけばいいかを、徹底的に論じた一冊だ。

では、ただ考えていればいいのか? じつはそんなことはない。

「どこで戦うか」というのも、見逃してはならない変数として存在する。選んだ戦場に応じて「学ぶ」や「考える」を巧みに切り替えながら戦える人こそが、競争を生き抜いている。

そこで今回は「戦場選び」をめぐる考察を進めてみよう。

※参考:佐藤優氏による書評↓
佐藤優・評「今週の本棚」『毎日新聞』2015年11月8日付 朝刊

結局「自分に最適な戦場」を
見つけた人がすべてを手に入れる

まず、ほぼ「考える」だけで勝負できる世界というのが存在する。
たとえば、芸人の世界はまさにそうしたフィールドの典型だろう。下積み期間の長さや学歴・知識の有無に関係なく、思考力のある人材であれば、一気にトップクラスの戦場に躍り出ることができる。
これについては、以前、東大卒・元マッキンゼーでありながら、芸人として活動している石井てる美さんとの対談で語ったとおりだ。

※参考
「東大卒・元マッキンゼー」の芸人だけど何か質問ある?
【対談】仕事も笑いも「スタンス」から始まる!

一方、医者という職業は、一般に「考える」だけでは勝負できない世界である。これまでの膨大な医学の知見を学び、それを元に考えてきた人たちのおかげで、医学は進歩している。

 「学生時代にほとんど勉強していなくて、最新医学の成果もまったく学んでいないけれど、医学について自分の頭で30年間は考えてきた」という医者に、あなたは自分の命を預ける気になるだろうか?
ならないはずだ。

学者や弁護士などの専門職についても同じことが言えるだろう。

しかし、医学の世界の中でも、より「考える」のウェイトが大きい分野も存在し得る。
そう聞いて、どんな分野を思い浮かべるだろうか?

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津田 久資

1958年生まれ。東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。 現在、AUGUST-A㈱代表として、各社のコンサルティング業務に従事。 また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。 著書に、就活面接本の超定番書『ロジカル面接術』(WAC)のほか、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『出来る人ほど情報収集はしないもの!』(WAC)、『超MBA式ロジカル問題解決』などがある。


あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

【BCG・博報堂で考えた 勝ち続ける発想力】アカデミーヒルズや大手企業向け研修で「論理思考」を1万人以上に教えてきた津田氏は「いまや学歴エリートが容易に敗北する時代になった」と語る。では、ビジネスで勝てる人はどのように考えているのか? ライバルよりも優れたアイデアを素速く発想するための「論理思考の本質」に迫る。

「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」

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