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あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか
【第24回】 2015年10月29日
著者・コラム紹介バックナンバー
津田 久資

「”WHY?”をもっと!」情報の鵜呑みを防ぐ方法

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ここ1ヵ月、オンライン書店の「ロジカルシンキング」ジャンルで売れ行き第1位を獲得し続け、早くも第3刷が決定した『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか ― 論理思考のシンプルな本質』。
前回までの連載では、「情報収集」の技術について見てきたが、そもそも情報を集めただけでは、競合に打ち勝つためのアイデアは出てこない。頭の中の情報素材を「知恵」へと加工するには何が必要なのだろうか?

単なる知識を「アイデアの種」に深める

 「発想する」とは「頭の中の潜在的なアイデアを引き出すこと」であるという意味で、一種の「思い出すこと」である。

そう、「思い出す」にも2つの意味がある。

1つは頭の中の情報(アイデアの素材)をそのまま引き出すこと。たとえば、学校のテストで「大化の改新が起きたのはいつ?」という問題が出されたときに、「645年」という知識を引き出すような思い出し方である。
そのほかにも、街でたまたま再会した友人の名前を思い出すとか、暗記していた電話番号を思い出すとかいうのも、こちらの領域に属している。

つまりこれは、頭の中にあるアイデアの素材をそのまま引き出すような行為だ。いわゆる学歴エリートというのは、この種の「思い出す」に優位性を持っている人ことが多い。要するに、記憶力が優れているのだ。

一方、頭に入った生の素材を加工してから引き出すことも、「思い出す」と呼べる。
どれくらい知識や情報が潜在的アイデアのかたちに加工されているか、その割合を「加工率」と呼ぶことにしよう。
アイデアの発想を問題としている僕たちにとっては、こちらの「思い出す」の条件である「加工率」がより重要である。

インプットした情報をそのまま引き出すというのは、いわば「学ぶ」が得意な人間がこれまでやっていたことである。
そうではなく、単なる知識・情報を「知恵」に深め、潜在的なアイデアへと加工するには、どんなことが必要なのだろうか? 今回は、加工率を高める方法について考えてみよう。

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津田 久資

1958年生まれ。東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫して新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案・実行にあたる。 現在、AUGUST-A㈱代表として、各社のコンサルティング業務に従事。 また、アカデミーヒルズや大手企業内の研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、のべ1万人以上の指導実績を持つ。 著書に、就活面接本の超定番書『ロジカル面接術』(WAC)のほか、『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』(KADOKAWA)、『出来る人ほど情報収集はしないもの!』(WAC)、『超MBA式ロジカル問題解決』などがある。


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「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか」

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