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献魂逸滴 極上の日本酒を求めて

くどき上手――目利きの酒販店店長がぞっこん惚れ込む山形の美酒

柳 紀久夫
【第7回】 2010年5月28日
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 あなたにはなじみの酒販店がありますか?

 ビールや発泡酒、缶チューハイなどの類はディスカウンターやコンビニで購入していたとしても、こと日本酒においては保管状態がよく、銘柄も充実し、できれば試飲もさせてくれる店をいくつかはキープしておきたいものである。

 そこでまずは、(見過ごしていた)近隣の“できる酒販店”を探し出すための糸口を伝授しよう。

 といっても、なんのことはない。Googleマップにあなたの自宅(あるいは勤務先)の住所を入力しクリックする。自宅(勤務先)の地図が現れたあと、空白になった欄に「酒店」と入力してクリックすれば、周辺の酒販店情報が入手できるというわけである。

 あとは携帯用の地図と、折りたたみ可能なクーラーバッグをデイパックに詰めて店検証のための“ちょい散歩”に出かけよう。ここでポイントとなるのは自らの脚力以外の動力に依存しないこと。エコの観点から自転車は許容したいところだが今回はパス。酒の試飲ができなくなるからである。

 自宅(勤務先)を基点としたマップ内散策も、その半径を順次拡大するなどしてひと通りのチェックを終えたら、狙うエリアを変えてみるといい。今回紹介する酒販店も、2年前の7月に出かけたシネコン帰りに“ちょい散歩”して発掘した、とっておきの1軒となった。

交通至便とは縁遠いところに
日本酒ファン垂涎の店を発見

1987年から上田氏が店長を務める「酒泉たつなみ」。当初はコンビニだったが界隈に競合店が林立、生き残りを賭けて地酒専門店に転進し現在に至る

 店の名は「酒泉たつなみ」という。都営大江戸線「光が丘」駅から徒歩10分圏内とはいえ交通至便とは言いがたく、お世辞にも広いとはいえない22坪の店内は7~8割のスペースを日本酒が占める。

 店内はエアコンをフル稼働させ、年間を通じて15~16度に設定されているらしく、長いあいだ商品を物色していると寒くなるほど(初めて入店される方は上着を1枚用意して行かれることをお勧めする)。リーチインは5度以下に設定され、家呑み派にはうれしい4合瓶が充実している。

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柳 紀久夫

1956年、東京・神田に生まれる。元「週刊ダイヤモンド」編集委員。大学在学中に日本酒に開眼。以来、酒屋放浪では飽き足らず、日本酒を媒介にしたネットワーク作りや日本酒イベントの発起、取材に便乗しての全国地酒探訪に注力。週末はひたすら極上の日本酒を求めて各地の酒販店・酒蔵を巡る。


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