ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

家族写真の年賀状はありか?なしか?

宮崎智之 [フリーライター]
【第18回】 2016年1月6日
著者・コラム紹介バックナンバー
1
nextpage
家族写真入りの年賀状は、送る側の受け取る側への“配慮”が本当に足りていないのか

 世の中には、家族写真の年賀状にイラっとくる人がいるらしい。何故なのだろう。結構なことではないか。筆者の元にも、子どもの成長を写真付きで報告する年賀状が送られてきたが、幸せそうな家族の姿を見ることができ、温かい気持ちになるばかりで、頭にきたりなんかまったくしない。世間には心の狭い人がたくさんいるようだ。

 しかし、家族写真に困惑する人の気持ちも、理屈的にはよくわかる。結婚したくてもできない人、子どもを授かることができない人、何らかの事情で幸せな家庭生活を営めていない人。世の中にはさまざまな事情を抱えている人がいて、そういった人にとっては他人の幸せが自分への「排除」と感じてしまうことがある。

その言葉は政治的、社会的に正しいか

 最近では、ポリティカル・コレクトネス(PC)の重要性が高まっている。性別、婚姻状況、職業、文化、人種、民族、宗教、障がいの有無などに対し、偏見のない中立的な表現や言葉を指すもので、PCへの配慮を欠いた発言は“炎上”の対象になる。特に2015年はPCへの配慮を欠いた政治家の発言に非難が集まった年だったと思う。映画を制作する際にも、PCへの配慮が求められているという。

 PCへの配慮は、物書きをしている筆者にとっても他人事ではない。たとえば、記事中で「ビジネスマン」という言葉を使うと、十中八九、編集者に修正される。ビジネスマンという言葉自体が、「サラリーマン(月給取り)」という呼び方に潜む職業的な偏見に配慮した言葉ではあるが、ここでは「マン」が問題になる。

 女性も働いているのだから、「マン」では性別への配慮が欠けてしまっている。だからと言って、「ビジネスマン、ビジネスウーマンの皆さん」などといちいち表記するわけにもいかないため、「ビジネスパーソン」が一応の正解とみなされている。「営業マン」も同様の理由で、「営業パーソン」と表記する場合があるようだ。

1
nextpage
関連記事
スペシャル・インフォメーションPR
クチコミ・コメント

DOL PREMIUM

PR
【デジタル変革の現場】

企業のデジタル変革
最先端レポート

先進企業が取り組むデジタル・トランスフォーメーションと、それを支えるITとは。

経営戦略最新記事» トップページを見る

最新ビジネスニュース

Reuters

注目のトピックスPR

話題の記事

宮崎智之 [フリーライター]

フリーライター。1982年3月生まれ。地域紙記者を経て、編集プロダクション「プレスラボ」に勤務後、独立。男女問題や社会問題、インターネット、カルチャーなどについて執筆。
ツイッターは@miyazakid
 

 


あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル

「なぜ、彼と話しているとイライラするのか」「彼女と関わると、なぜかトラブルに巻き込まれるのよね」――。あなたの周囲にも、きっとそんなタイプの人がいるだろう。そう、彼らは「めんどい人々」なのである。なぜ彼らは「めんどい」のか。世代間ギャップや価値観の違いなどその背景には色々な理由があるだろうが、はっきり理由がわからず、悩みは深まるばかりだ。この連載では、職場の上司、部下、同僚、そしてプライベートの友人、恋人まで、あなたを面倒事に巻き込む人々のパターンとうまく付き合って行くための心得を、できるだけわかり易く分析して行こう。「めんどい人々」とうまく付き合うための参考にしてほしい。

「あなたを悩ます「めんどい人々」解析ファイル」

⇒バックナンバー一覧