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実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

婚活サイトで妻より若い子にモテモテ
結婚4ヵ月で離婚を決意したゲスな夫(上)

露木幸彦 [露木行政書士事務所代表]
【第20回】 2016年1月16日
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「結婚4ヵ月なんですが、妻と別れたいんです!妻には不満はないんですが……」

 2016年はまだ始まってから2週間少々なのに、ビックリ仰天の話題が次々と飛び込んできますね。「ええ!?」と自分で自分の頬をつねりたくなるほどですが、先週、世間の皆様を悪い意味で騒然とさせたのはベッキーさんの不倫騒動でしょう。

 もともと好感度ランキングで常に上位に入っているベッキーさんの裏の顔がまさに「悪女」だったのだから、裏切られた感はあまりにも強く、清廉潔白なイメージが180度、ひっくり返るのも当然といえば当然です。例えば、離婚を「卒論」と称して「略奪愛」を正当化し、妻と別れるように促すのが“本当の姿”だとしたら、あらゆる方面から総スカンを食らうのも仕方がないでしょう。

 例えば、LINEのやり取りやホテルでのツーショット写真が雑誌に生々しく掲載されており、事実はたった1つなのですが、とはいえ「誰目線」でこれらの事実を見るのかで、その印象はまるっきり変わってくるでしょう。例えば……。

・妻→「結婚から6ヵ月で離婚を切り出されるなんてかわいそう」
・彼女(ベッキーさん)→「相手が既婚だと分かった時点で別れるべき!」
・夫(「ゲスの極み乙女。」の川谷さん)→「わざわざ論じるまでもない」

 ところで週刊誌のスッパ抜きから1週間超。すでに妻目線、彼女目線での話は論じ尽くされた感がありますが、夫目線はどうでしょうか?ほとんど見当たらないのですが、それもそのはず。結婚しているのに手当たり次第に女を口説きまわるような輩なんて、わざわざ論じるに値しない。完全なる極悪人なのだから情状酌量の余地はなく、彼の気持ちを考える必要はない。だから「救いようのないゲスですね。はい、終了」とバッサリ切って捨てられるのですが、他人事のように目を背けても本当に良いのでしょうか?

「妻よりもっと良い子が見つかったから離婚したい」
結婚4ヵ月で相談にきた男性

 「もっと良い子がいるのでは?」

 そんなふうに結婚した後も「結婚相手探し」を続けてしまうという珍事を私は何度も目にしてきたのですが、SNSの浸透、婚活の盛り上がり、そして人脈の可視化……妻より魅力的な女性が目の前に現れる確率は飛躍的に上昇しているのだから、他人事で済ませるのは危険です。ベッキーさんの悲劇を「芸能人だから」で片付けるのは早計でしょう。もちろん、川谷さんを擁護したり、不倫を容認するつもりはありません。ただ、私たち一般人だって同じような悲劇に巻き込まれる可能性は十分にあるのだから、川谷さんを反面教師にした方が懸命です。

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露木幸彦[露木行政書士事務所代表]

つゆき・ゆきひこ/行政書士、フィナンシャルプランナー。1980年生まれ。国学院大学卒。男性の離婚相談に特化した行政書士事務所を開業し、開業から6年間で有料相談件数7000件、法律文書作成900件を達成。公式サイトは1日訪問者3300人、会員数は1万3000人と、業界では最大規模にまで成長させる。2008年よりドコモ、au、ソフトバンクの公式サイトで法律監修を担当。四半期に一度、大相談会を開催している。主な著書に『結婚貧乏~結婚してはいけない人を避ける方法』(中央公論新社)、『離婚のことばハンドブック~今すぐ解決したい人のキーワード152』(小学館)、『男のための最強離婚術』『男の離婚 賢く有利に別れるための6つの成功法則』(共にメタモル出版)などがある


実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦

昨今の離婚事情は複雑化している。夫が借金、浮気、暴力を繰り返して妻に愛想を尽かされるという「昭和型離婚」ばかりでなく、足もとでは「草食系離婚」も急増している。妻が多重債務、不倫、ヒステリーなどを繰り返し、真面目で優しい夫がそれに絶えられなくなって離婚を決意するというパターンだ。そうしたなか、離婚トラブルで悩み悶える男性が増えている。一度離婚トラブルに発展すると、男性は多くの精神的・物理的な負担を強いられる。到底納得できない理不尽な離婚トラブルに意図せず巻き込まれた場合に備えて、普段から対処法を考えておくことは必要だ。「男性の離婚相談」に特化し、数多くの相談実績を誇る行政書士の露木幸彦氏が、毎回実例を挙げながら、男性が陥り易い離婚トラブルへの対処法を指南する。読まずに泣くか、読んで笑うか――。現在離婚トラブルで悩んでいる人もそうでない人も、「他人事ではない男の離婚」について考えるための参考にしてほしい。

「実例で知る! 他人事ではない「男の離婚」 露木幸彦」

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