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最高のリーダーは何もしない:内向型人間が最強のチームをつくる!
【第9回】 2016年2月16日
著者・コラム紹介バックナンバー
藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

優秀なリーダーほど「まぐれ」を味方にする

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1000人以上の経営者へのインタビューを15年近く続けてきた藤沢久美氏の最新刊『最高のリーダーは何もしない』。

最高のリーダーは異口同音に「偶然」「たまたま」という言葉を使うというが、もちろん、偶然にチャンスが巡ってくるわけではない。優秀なリーダーが語る「偶然」とは?

▼連載 第4回▼
優秀なリーダー2つの条件
——「戦略性」と「きれいごと」

▼連載 第5回▼
悩めるリーダーは「同族企業」を見よ

▼連載 第6回▼
世界の企業トップが「日本型リーダー」に注目している

▼連載 第7回▼
「リーダーの魅力」はどこから生まれる?

▼連載 第8回▼
なぜあのリーダーの決断は「自信に満ちている」のか?

優秀なリーダーは
全身から「釣り針」が出ている

数多くのトップリーダーとお会いしていつも思うのは、どのリーダーもつねに考え続けているということです。

 「幸運の女神には前髪しかない」という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、幸運には「次」がありません。チャンスだと思った瞬間に掴まなければ、幸運は逃げていってしまいます。

では、リーダーたちは、どうやって幸運の女神の前髪を掴んでいるのでしょうか?

優秀なリーダーたちは、過去の成功を振り返る際に、よくこんな言葉を使います。

「偶然」
「たまたま」

この言葉を聞くと、リーダーというのは、運がよくなければならないのだと思う方もいらっしゃるのですが、そうではありません。リーダーたちは、つねに考え続けているがゆえに、大事な情報を見逃さないのです。

その姿は、あたかも全身から「釣り針」が出ているような状態です。

つねに事業のこと、社員のこと、組織のこと、世の中のこと、いろんなことを考えていると、そこにはさまざまな疑問や問題意識という「釣り針」が出てきます。だからこそ、それに関わる有益な情報という「魚」が次々と引っかかってくるのです。

ふだん何も考えていなければ、日々流れてくる情報をさほど気にとめることなく、見逃してしまうでしょう。一方、全身から「釣り針」が出ているリーダーたちは、歩き回っているだけで、私たちが気にも留めないようなヒントやチャンスをどんどん釣り上げてしまうのです。

あなたの知っているリーダーは、飲みに行ったり、会食に行ったり、仲間と趣味を楽しんでいたり、新聞や雑誌を読んでいたり……と、いつもなんとなく遊んでいるように見えるかもしれません。

しかし本当に考え続けているリーダーにとっては、そうした時間すらもヒントとチャンスを与えてくれる情報源になっているのです。

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藤沢久美 [シンクタンク・ソフィアバンク代表]

(ふじさわ・くみ)大学卒業後、国内外の投資運用会社勤務を経て、1996年に日本初の投資信託評価会社を起業。同社を世界的格付け会社スタンダード&プアーズに売却後、2000年にシンクタンク・ソフィアバンクの設立に参画。2013年、代表に就任。そのほか、静岡銀行、豊田通商などの企業の社外取締役、文部科学省参与、各種省庁審議会の委員などを務める。
2007年、ダボス会議(世界経済フォーラム主宰)「ヤング・グローバル・リーダー」、翌年には「グローバル・アジェンダ・カウンシル」メンバーに選出され、世界の首脳・経営者とも交流する機会を得ている。
テレビ番組「21世紀ビジネス塾」(NHK教育)キャスターを経験後、ネットラジオ「藤沢久美の社長Talk」パーソナリティとして、15年以上にわたり1000人を超えるトップリーダーに取材。大手からベンチャーまで、成長企業のリーダーたちに学ぶ「リーダー観察」をライフワークとしている。
著書に『なぜ、川崎モデルは成功したのか?』(実業之日本社)、『なぜ、御用聞きビジネスが伸びているのか』(ダイヤモンド社)など多数。
Facebook:
https://www.facebook.com/kumi.fujisawa.official


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