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健診で正常でも油断は禁物
仮面高血圧が隠れている?

監修 苅尾七臣
(自治医科大学内科学講座循環器内科学部門主任教授)

-週刊ダイヤモンド編集部-,井手ゆきえ [医学ライター]
【第1回】

健康診断では「正常血圧」なのに、職場や家庭で血圧を測ると血圧が高い状態を「仮面高血圧」という。しかも脳卒中や心筋梗塞を併発する危険性は、正常血圧の2~3倍。発見の難しい「仮面高血圧」のメカニズム、そして自分でできるチェック法を知り、実行しよう。

 営業部門を率いる、中堅サラリーマンのAさん(48歳、男性)。健康診断ではちょいメタボを指摘されるが、血圧は「高め正常」の範囲。薬を飲むほどではないと言われ安心していた。しかしある朝突然、脳卒中を起こし入院する羽目に──。

 健診や病院では正常血圧なのに、職場や家庭で血圧を測ると135/85mmHg以上になる状態を「仮面高血圧」という。医者の前では健康を装いつつ、その裏側で重大な病気を引き起こす高血圧が進行中なのだから始末が悪い。

 仮面高血圧は、正常血圧とされる一般成人の10~15%が相当するといわれている。しかも脳卒中や心筋梗塞を併発する危険性は、正常血圧の2~3倍。心臓の肥大や動脈硬化の進行が非常に早いこともわかってきた。

 そもそも人間の血圧は睡眠─覚醒リズムとともに変化する。夜間の睡眠中が最も低く、早朝の覚醒時にピークに達したあと、午後から夜にかけて、緩やかに低下していくのだ。そしてもう一つ、血圧に影響するのは自律神経系の働き。ストレスに直面すると闘争・逃走神経である交感神経が血圧を上げ、逆に副交感神経が主役のリラックスモードでは血圧が下がる。

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週刊ダイヤモンド編集部


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井手ゆきえ [医学ライター]

医学ライター。NPO法人日本医学ジャーナリスト協会正会員。証券、IT関連の業界紙編集記者を経て、なぜか医学、生命科学分野に魅せられ、ここを安住の地と定める。ナラティブ(物語)とサイエンスの融合をこころざし、2006年よりフリーランス。一般向けにネット媒体、週刊/月刊誌、そのほか医療者向け媒体にて執筆中。生命体の秩序だった静謐さにくらべ人間は埒もないと嘆息しつつ、ひまさえあれば、医学雑誌と時代小説に読み耽っている。

 


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