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知っておきたい「がん」と最新医薬品の話(第1回)

がん細胞を狙い打ちする抗体医薬

2010年7月5日
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40歳を過ぎた頃から、友人知人ががんになって闘病中という話が聞こえてくるようになる。がんは生活習慣病とも、老年病の1つでもあるともいわれる。ビジネスマンとして長年酷使してきたこの体。がんに不安を抱かない人などいないだろう。健康問題として最も関心の高いがんを克服するにはどうしたらよいだろうか。この先の体のために、いま知っておくべき予防と期待の医薬品の最先端を紹介する。

 そもそもがんは、私たちの体を構成する細胞のもつ遺伝子の変化(突然変異)から始まる。遺伝子を傷つけ細胞をがん化させた後、その細胞が増殖してがんになるが、細胞を傷つける物質がわずかならがんは発生しない。仮に細胞が傷ついても、ほとんどの傷は修復機能をもつ酵素によって元通りになる。しかし、大量かつ長期間にわたって暴露されるとがんが発症する。

 では、何が細胞の遺伝子を傷つけるのだろうか。生活環境のなかで、がんと関連のある因子として知られているのは食事、タバコ、ウイルス、性習慣、職業、アルコール、公害、食品添加物などがあるが、食品の中には細胞を傷つけるわけではないが、発がんを促進するものが多く含まれ、その代表が食塩や脂肪、アルコールだ。

 人間には、これら環境因子によって細胞が傷はついても元通りに復元するシステムが備わっているが、問題は発がん物質の量が多すぎて修復が間に合わなかったり間違った修復がされたとき。40歳をすぎてがんの死亡率が高くなるのは、修復しきれなかった遺伝子の変化が蓄積されて、年月とともにがんへの段階を進むからだと考えられている。

がんは予防できるのか

 がんの予防には1次予防と2次予防がある。1次予防はがんにならないようにすること。2次予防はがんになっても再発させないことだ。

 国立がん研究センターは「がんを防ぐための12ヵ条」を提唱し、がんの原因をできるだけ避けることが大切だとしている。その気になれば誰にでもできる現代の養生訓として覚えておいて損のない12か条だ。

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