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遅読家のための読書術
【第6回】 2016年3月2日
著者・コラム紹介バックナンバー
印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

「まとめ読み」をする人ほど「積ん読」になる
月20冊があたり前になる「多読リズム」への3ステップ【その1】

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「ライフハッカー[日本版]」「NewsWeek日本版」などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿し、年間700冊以上の読書量を誇る人気書評家の印南敦史氏。そんな多読生活を送る彼も、数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったという。

遅読にもかかわらず、毎日1本の書評を書くことになった彼がつかんだ、新時代の読書術「フロー・リーディング」とは? 最新刊『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちにお届けする。

読書量を増やしたいのであれば、まずは読書を「習慣化」しなければならない。習慣化するために必要なのは「穴」をつくらないことだ、と印南氏は語る。読書を「生活のリズム」に組み込むためのメソッドを紹介する。

読書を「生活のリズム」に組み込む

アメリカのR&Bシンガー、オリータ・アダムスが1990年に発表した『Circle of One』というアルバムの冒頭に、「Rhythm of Life」という曲が収録されています。

ゆったりと心地よい、当時のシングル・ヒット。25年を経たいまでも大好きな曲なのですが、実をいうと、曲そのものと同じくらい好きなのが「曲名」です。

 「人生のリズム」「生活のリズム」という意味ですから、別になんてこともないタイトルではありますが、なにかをするときには(そして生きていくうえでも)「リズム」は本当に大切。
読書という行為にとっても「Rhythm of Life」という考え方はとても大きな意味を持ちます。

端的にいえば、「本を読みたいのに、なかなか読めない」という人は、読書を「生活のリズム」の中に組み込むことに失敗しています。食事や睡眠のように生活の一部になっていないわけです。

あるいは、ウォーキングやランニング、それ以外の趣味などで、すでに習慣化に成功しているものがあるのに、読書を「なにか特別なもの」だと捉えてしまってはいないでしょうか?

そこで、今回からは読書を「習慣」にするための考え方について、3つのステップでお伝えしていきたいと思います。

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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