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遅読家のための読書術
【第8回】 2016年3月4日
著者・コラム紹介バックナンバー
印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

通勤カバンに同じ本が入りっぱなしの人が、まずやったほうがいいこと
月20冊があたり前になる「多読リズム」への3ステップ【その3】

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「ライフハッカー[日本版]」「NewsWeek日本版」などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿し、年間700冊以上の読書量を誇る人気書評家の印南敦史氏。そんな多読生活を送る彼も、数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったという。

遅読にもかかわらず、毎日1本の書評を書くことになった彼がつかんだ、新時代の読書術「フロー・リーディング」とは? 最新刊『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちにお届けする。

カバンのなかにずっと同じ本が入っているという人はいないだろうか? 同じ本を何日もかけて読むのは避けなければならない、と印南氏は語る。

なぜ通勤カバンに同じ本が
ずっと入ったままなのか?

 「同じ本が読みかけのまま何日も(下手すると何週間も?)バッグの中に入ったまま」という人はいませんか?

 「時間ができたら読もう」と思いながら、ついスマホでニュースをチェックしてしまったり、「読むぞ!」と思っていざページを開いたら、途端に眠くなったりして、全然読み進められない。

いわば「カバン内積ん読」の状態です。

これは「読書を習慣化したいのにできていない人」に共通して見られる特徴です。カバンの中の「積ん読」本がずっと気になっている人は、どんどん読書に対して苦手意識が積もっていきます。

読書を楽しむための原則として、「1冊の本に10日以上かかりきりになっている状態」は望ましくありません

前回も書いたとおり、時間をかけて読む本があってもいいのですが、そういうときも必ず「速く読める本」を別途用意し、それと並行して読み進めていくようにしましょう。

なぜなら、「ゆっくり読みたい」と感じるようなおもしろい本であろうとも、10日もかけて読んでいれば、必ずどこかで「飽きてくる」からです。飽きないための仕組みも習慣化には欠かせません。

どんなおいしいお米が手に入っても、白いご飯だけを何ヵ月も食べるのはかなり苦しいと思います。
1日で食べきれるような食材も合わせて用意し、ご飯と一緒に味わうようにしたほうが食生活も充実しますよね。それと同じです。

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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