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遅読家のための読書術
【第11回】 2016年3月8日
著者・コラム紹介バックナンバー
印南敦史 [書評家・フリーランスライター]

なぜ「書き写す」だけで「読書スピードが上がる」のか?
書評家になって気づいたこと

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「ライフハッカー[日本版]」「NewsWeek日本版」などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿し、年間700冊以上の読書量を誇る人気書評家の印南敦史氏。そんな多読生活を送る彼も、数年前までは「1ページ5分」かかるほどの超・遅読家だったという。

遅読にもかかわらず、毎日1本の書評を書くことになった彼がつかんだ、新時代の読書術「フロー・リーディング」とは? 最新刊『遅読家のための読書術』の内容をベースに、「読書スピードの遅さ」や「読書量の減少」に悩む人たちにお届けする。

本を「流し読み」しようとしても、なかなか思い切りがつかない、という人も多いのではないだろうか? そういう人は「本の中身を覚えよう」というスタンスを捨て去る必要がある。そのために有効な方法が「引用」である。一見すると非効率なこのメソッドを印南氏が勧める理由とは?

書評欄を担当してから、
本が読めるようになった

生活に役立つ情報を扱うウェブサイト「ライフハッカー[日本版]」の当時の編集長から、「書評を書いてみませんか?」と声をかけられたのは、2012年の夏ごろのことでした。

 「超」のつく遅読家だった僕は、内心冷や汗をかきながらこのオファーを受けたわけですが、実はドキドキしていたのは「遅読」だけが理由ではありません。

というのは、自分で書評を書くという発想自体がなかったから。もともと本を読むことは好きだったけれど、その体験をベースに文章を書くという作業がどういうものなのか、あまりピンとこなかったのです。

本について書くといえば、夏休みの宿題である「読書感想文」ぐらいで、あまりいいイメージもありませんでした。

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印南敦史(いんなみ・あつし) [書評家・フリーランスライター]

株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年東京生まれ。広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
「1ページ5分」の超・遅読家だったにもかかわらず、ビジネスパーソンに人気のウェブ媒体「ライフハッカー[日本版]」で書評欄を担当することになって以来、大量の本をすばやく読む方法を発見。
その後、ほかのウェブ媒体「NewsWeek日本版」「Suzie」「WANI BOOKOUT」などでも書評欄を担当することになり、年間700冊以上という驚異的な読書量を誇る。
著書に『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)のほか、音楽関連の著書が多数。


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「なんでこんなに読むのが遅いんだろう…」「以前はもっと本を読めていたのに…」というすべての人へ。積ん読、解消!! 月20冊があたり前になる。なぜ「1ページ5分」の遅読家が年700本以上の人気書評家になれたのか? 音楽を聴くように本を読む――さあ、「フロー・リーディング」の習慣をはじめよう。

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