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田中秀征 政権ウォッチ

投票日を迎えずともわかる
「勝つ選挙」「負ける選挙」の大きな違い

田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]
【第41回】 2010年7月8日
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 参議院選の投票日には、多くの候補者が当選の喜びにひたり、逆に多くの候補が負けて涙をのむことになる。

 私も何度も総選挙を戦い、何度も苦杯をなめた。

 ふしぎなことだが、終盤になると候補者には勝敗がほぼ正確に判る。さまざまな要素がインプットされて、総合的に判るのである。肌で判ると言ってもよいだろう。

当落を予感させる「8つの兆候」

 同じ手を振るにも、飛び出して手を振るのと歩いていて静かに手を振るのとは違う。手だけを振ってこちらを見ていない人が多くなるとまず当選が難しい。

 対向車のクラクションによる激励もよくわかる。窓を開けて手を振りながらクラクションをけたたましく鳴らしてくれる人が日増しに多くなるとかなりの上昇気流に乗っている。私は、連続5台の車がクラクションを鳴らすことがあれば当選確実と思っていたが、実際にその通りだった。

 勝つ選挙では、握手をした人がなかなか手を離してくれない。逆に相手から先に手を離すようではまず勝利はおぼつかない。

 街頭演説でも、後ろの人がつま先立って聞いていると伸びている選挙。話の間に聞く人が少なくなったらまず望みはない。

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田中秀征 [元経済企画庁長官、福山大学客員教授]

1940年長野県生まれ。東京大学文学部、北海道大学法学部卒業。
83年、衆議院議員初当選。93年6月、新党さきがけ結成、代表代行。
細川政権発足時、首相特別補佐。第一次橋本内閣、経済企画庁長官。
現在、福山大学客員教授、「民権塾」塾長。


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かつて首相特別補佐として細川政権を支えた田中秀征が、期待と不安に溢れた現政権の動向を鋭く斬り込む週刊コラム。刻一刻と動く政局をウォッチしていく。

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