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組織の病気~成長を止める真犯人~ 秋山進

“上司に刺さるセリフ”は会社のタイプで大きく違う

秋山進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役]
【第38回】 2016年3月14日
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あなたの会社はどれ?
2つの軸で決まる企業の4タイプ

新規事業などへの考え方は、企業のタイプによって全く異なる

 私はこれまで数多くの企業で、新規の取り組みに関する意思決定の場に臨席してきた。その経験から、外部環境と自分たちとの関係の捉え方は、企業によって「天動説」と「地動説」ほどに違うことを実感している。

 たとえば「天動説」の企業は、自分たちこそを中心に世界が回っていると本気で思い込んでいる。つまり彼らは、変化には対応するものではなく(もちろん対応することにはするのだが)、自分たちから働きかけて変化を作り出すことが重要だと考えているのだ。

 一方「地動説」の企業は、そんなことは考えない。彼らにとって、世界は自分たちのコントロールできないことで溢れている。だからこそ、外部の環境や状況の変化に敏感になり、取り残されないように、しっかりと対応することが何より重要だと考えている。

 これは、「天動説」のほうが良いとか、「地動説」が間違っているとかいう議論ではない。「リーダー」「ニッチャー」「フォロワー」などの分類とも似ているが、やはり違う。企業がどのような行動や行為に価値を感じるのか、というビジネスに対する基本姿勢や企業の文化に関する話である。

 さらに、もう一つ重要な考え方の違いがある。それは、「過程重視」と「結果重視」の軸だ。この軸を掛け合わせると下記の図のような4つのタイプに分けられる。

 最近では株主からのプレッシャーも高くなり、「ほとんどが結果重視だろう」と思われるかもしれないが、そうでもない。実は「過程重視」という企業も多いのだ。

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秋山 進 [プリンシプル・コンサルティング・グループ株式会社 代表取締役]

リクルート入社後、事業企画に携わる。独立後、経営・組織コンサルタントとして、各種業界のトップ企業からベンチャー企業、外資、財団法人など様々な団体のCEO補佐、事業構造改革、経営理念の策定などの業務に従事。現在は、経営リスク診断をベースに、組織設計、事業継続計画、コンプライアンス、サーベイ開発、エグゼクティブコーチング、人材育成などを提供するプリンシプル・コンサルティング・グループの代表を務める。京都大学卒。国際大学GLOCOM客員研究員。麹町アカデミア学頭。

著書に『「一体感」が会社を潰す』『それでも不祥事は起こる』『転職後、最初の1年にやるべきこと』『社長!それは「法律」問題です』『インディペンデント・コントラクター』『愛社精神ってなに?』などがある。


組織の病気~成長を止める真犯人~ 秋山進

日本には数多の組織があり、多くの人がその中に属しています。組織は、ある目的のために集まった人たちで成り立っているにも関わらず、一度“病”にかかれば、本来の目的を見失い、再起不能の状態へと陥ります。しかも怖いのが、組織の中の当人たちは、“病”の正体が分からないどころか、自分たちが“病”にかかっていることすら気づけない点です。

この連載では、日本の組織の成長を阻害している「組織の病気」を症例を挙げて紹介。コンプライアンスの観点から多くの企業を見てきた筆者が考える治療法も提示します。

「組織の病気~成長を止める真犯人~ 秋山進」

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