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旭硝子のブラジル再進出、狙いは中国勢への牽制か

週刊ダイヤモンド編集部
2016年3月30日
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ルセフ政権に対する反政府デモは、低迷が続く国内経済を悪化させる雲行きにある。旭硝子のブラジルへの再投資は、吉と出るか、凶と出るか Photo:Agencia EFE/アフロ

 「なぜ今、ブラジルに出ていくのか?」。3月11日、世界一の板ガラスメーカーである旭硝子が発表した“設備増強計画”が波紋を広げている。

 初期投資だけで約180億円を投じ、2018年末の稼働開始を目指してブラジルに第2フロート工場を新設する。フロートとは、板ガラスを生産する大型設備で、同国内での生産能力を2.4倍に引き上げる。第2工場は、1日当たりの生産量が850トンとなる予定で、東アジア最大の能力を持つ鹿島工場(茨城県)と同等の規模感で最新鋭設備を立ち上げる。

 誰もが抱くであろう冒頭の疑問に対して、旭硝子は「ブラジルは約2億人の人口を抱えて若年層の比率が高い」「豊富な天然資源を持つ」などの潜在的な成長性を挙げて、中長期的な観点での投資であることを強調する。確かに、現状は混乱ばかりが目立つが、いずれは好転する時期が訪れるはずだ。

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