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『週刊ダイヤモンド』特別レポート

茨城県が年俸1000万円で公募した「広報監」の魅力度アップ作戦

週刊ダイヤモンド編集部
2016年5月9日
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ヤンキー多い、ど田舎、納豆しかない。そんなイメージからか魅力度3年連続最下位の茨城は、本当は食と観光資源に溢れた県だった。捲土重来を期す広報監を直撃した。 

 「食と観光資源がこれだけ豊かな茨城県が、なぜ最下位なのか不思議でなりません。県の広報として、心を痛められている県民の方にはおわびしたいのですが、最下位であることによってこうしてメディアに取り上げられる機会が増えている。この逆境を生かしたい」

 ブランド総合研究所の全国都道府県別魅力度ランキング2013~15で、3年連続47位の茨城県。広報戦略室広報監の取出新吾氏はそう話す(以後「」は同氏)。

 茨城県は2010年、それまで観光系は観光物産課、食材系は農林水産部といったようにPR活動をバラバラに行っていたが、茨城県のあらゆる魅力を取りまとめて発信する広報戦略室を設置した。そしてそのトップとして部長級の「広報監」職を新設して民間に公募。年収1000万円の高待遇を明示したため話題となった。取出氏は15年4月に就任した3人目の広報監だ。

 「あの調査は、『魅力的だと思うか』という一つの質問で決めている順位で、さまざまな指標から総合的に評価したものではありません。総合評価してもらえば、決して他県に負けていない」(取出氏)

 その主張は、確かにうなずける。食でいえば、アンコウ、ヒラメ、岩がき、ハマグリなどの海の幸や、常陸牛、奥久慈シャモ、ローズポークなどのブランド肉、「玄そばの最高峰」と称される常陸秋そば、生産量全国1位のメロン、クリ、全国2位のナシ……。美食の宝庫である。

 観光では日本三名園の一つ偕楽園、春夏秋冬美しい名瀑袋田の滝、関東平野を一望でき「西の富士、東の筑波」といわれる筑波山、全国600の鹿島神社の総本社でパワースポットとして知られる鹿島神宮などは定番だ。

国営ひたち海浜公園。瑠璃色のじゅうたんの写真はインターネットで拡散され、海外からも憧れの観光地に Photo by Akane Nagoya

 近年は広大な丘がネモフィラの花で埋まる国営ひたち海浜公園が大ブレーク。さらに世界最大120メートルの銅像牛久大仏、日本一の高さ100メートルからバンジージャンプできる竜神大吊橋、関東有数の海水浴場にしてアニメ「ガールズ&パンツァー」の舞台としてファンの聖地になった大洗海岸、漫画「宇宙兄弟」で人気急上昇のJAXA筑波宇宙センター、焼き物の町笠間市など、独自性の高いスポットも数多くある。

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