「アマゾン・エコー」は
隠れたヒット商品に成長
うわさ通り、グーグルがアマゾン・エコーの競合製品「グーグル・ホーム」を発表した。
アマゾン・エコーは、家庭用のAIアシスタントだ。円筒状のデバイスで、「アレクサ」と話しかけて操作する。ウィキペディアに載っているような情報を尋ねたり、今日の天気や道路の混み具合を聞いたり、音楽をかけたり、家の中のIoT製品をコントロールしたりできる。
アマゾンは、このエコーを2014年に限定的に発売したところ、着々と人気を得て、そのうち隠れた大ヒット製品に成長した。5月18日時点で3660件以上のレビューがあり、星の数は5つ中4.5と、かなり評価が高い。
こうした製品は、グーグルやアップル、あるいはマイクロソフトから出てきそうなものだが、それをスマートフォンもAIアシスタントも持たなかったアマゾンがいち早く発売したことで、他社は不意をつかれたというかたちだった。遅ればせながら競合製品が開発されても、少しも不思議ではないのだ。
さて、グーグル・ホームはこのアマゾン・エコーと比べて何が異なるか。
まず、外観は一回り小さく、丸みを帯びたかたちで、エコーのスマートでやや冷たいイメージとは違っている。色を選べるようになっているところもおしゃれだ。