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エコカー大戦争!

アメリカの新燃費表記法に見る
「またしても日本外し」の構図

桃田健史 [ジャーナリスト]
【第53回】 2010年9月6日
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 米EPA(環境保護庁)は2010年8月30日、乗用車と小型トラックについての新しい燃費表示法を発表した。

 過去30年以上にわたり、アメリカで販売される新車がディーラーで展示される際、側面の窓には、EPAが定める燃費や車両装備品などを明記した大型のステッカーが貼られてきた。ここに価格も表記されており、一般的に「ステッカープライス」と呼ばれている。

表示法の第1案、アルファベットによる格付けが特徴だ

 このステッカーは一般消費者に対して、車両の実用面での情報を「見える化」したもの。だが近年、燃費を含めた自動車の環境性能の指標が変わり始めたため、今回の改正となった。

新しい燃費表示の実施は
2012年モデルから

 今回提示されたのは2案あり、今後60日間にウエブサイト上で国民の声を聞きながら修正を行い、2012年モデル(=2011年秋発売)から実施を目指す。

 第1案は、縦方向に長いレイアウト。その上部に、燃費の優秀性をA、B、Cなどアルファベット表記で示す。その右下には、携帯電話向けのQR(2次元読み取り)コードを表示してある。また、ステッカー全体の色は2種類ある。ガソリン車とディーゼル車では白地に黄色、電気自動車とプラグインハイブリッド車は白地に青色となる。

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桃田健史 [ジャーナリスト]

日米を拠点に世界各国で自動車産業の動向を取材するジャーナリスト。インディ500、NASCARなど米国レースにレーサーとしても参戦。自動車雑誌に多数の連載を持つほか、「Automotive Technology」誌(日経BP社)でBRICs取材、日本テレビでレース中継番組の解説などを務める。1962年生まれ。著書「エコカー世界大戦争の勝者は誰だ?」好評発売中


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