スマートエイジングライフ
若返るカラダの秘訣 池内誠
【第6回】 2016年6月15日
池内 誠 [日本体育協会公認アスレティックトレーナー、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師]
著者・コラム紹介バックナンバー

現代病「スマホ首」を予防する簡単ストレッチ

 例えば、スマートフォンやノートパソコンを見る姿勢は、どうしても下を向いてしまいますよね。大人の頭の重さ約5キロを支えるために、下を向けば向くほど、首に負担がかかります。普段から重たい首を下げた状態を続けていると、本来ゆるやかに湾曲していた首がぐっと伸びきってしまいます。そして姿勢が悪いまま筋肉が固まってしまい、徐々にストレートネックに近づいていくというわけです。

 もともと首回りの筋力が弱い方は、筋肉で頭を支えられず、首が下がりやすいので、女性はストレートネックになりやすい傾向があります。

 では、ストレートネックになると、どんな弊害があるのでしょうか?

頭痛、肩こり、ストレス…
ストレートネックの影響かも?

 ストレートネックになると、首回りの筋肉が常に引っ張られ、緊張した状態になっているため、肩こりや頭痛、吐き気の原因になることもあります。

 首の異常は、身体の表面だけでなく、精神的な面にも影響します。首がつまると頭に酸素や栄養を送りにくくなり、仕事のパフォーマンス低下にもつながるでしょう。更には首が前に出て下を向いていると、気持ちが沈みがちになってストレスがたまり、身体全体に悪影響を及ぼしてしまいます。

 また、身体の中心にある脊柱の横には神経が通っていますから、そこに何らかの異常があれば、神経症状が現れます。首の場合は、手のしびれなどの感覚麻痺に陥ることもあるので、ストレートネックは放っておくととても怖い症状です。

 ストレートネックならないためには、普段からの予防が大切です。ストレートネックの予防法は、改善にもつながりますので、ご紹介していきましょう。

ストレートネック予防・改善
ポイントは「可動域を広げる」

 「肩こりや腰痛予防のためには、正しい姿勢を保ちましょう」と、この連載で再三お話ししてきました。ストレートネックの予防にも「胸を張ってあごを引く」といった基本の正しい姿勢を保つことが不可欠です。

 しかし、正しい姿勢だけで完全に防ぐことは難しく、僧帽筋(首筋から肩、背骨にかけての筋肉)や、胸鎖乳突筋(耳の後ろから鎖骨にかけての筋肉)を鍛えることが、強力な予防策になります。その一方で、首まわりの筋肉を鍛えることは、なかなか難しい。なので、鍛えるまではできなくても、緊張した首周り?をほぐしていくことで予防していきましょう。

池内 誠
[日本体育協会公認アスレティックトレーナー、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師]

1969年生まれ。1992年~96年横浜マリノス・アスレティックトレーナー、2004年ベガルタ仙台・アスレティックトレーナー、2006年~現在サッカー日本代表アスレティックトレーナー。整形外科内科に勤務する傍ら、株式会社サミーネットワークス、SmartNews株式会社内の治療室にて、あん摩マッサージ等を行う。

若返るカラダの秘訣 池内誠

40代を超えると肩・首・腰・脚とあらゆるところに不調が現れます。この連載では、現役プロスポーツ選手と一般のビジネスパーソンを今も診ている池内誠さんに、そんな不調の原因を洗い出していただきながら、意外で簡単な解決法を紹介。無理のない“簡単な続けられる方法”で、若返るカラダづくりを目指します。

「若返るカラダの秘訣 池内誠」

⇒バックナンバー一覧