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カリスマ婚活アドバイザーは見た 現代ニッポン婚活の病理

なぜ「夫自慢」が女のマウンティング合戦の最終兵器なのか

植草美幸 [結婚相談所マリーミー代表]
【第2回】 2016年7月26日
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和やかそうに見える既婚女性同士の会話だが、夫の職業をめぐる「マウンティング合戦」が繰り広げられていることがしばしば

第1話では、女性たちが医者と結婚したがることを、私は「お医者さま病」と呼んでいると書いた。私の体感では、結婚相談所に来る女性で「医者と結婚したい」と考える人は、全体の4割程度にのぼる。

 「自慢の夫」「自慢の婿」を欲する、日本女性特有の病だといってもよい。

 この感覚は、もしかしたら男性にはわかりにくいのではないだろうか。「自慢の妻」を得たい、という男性はあまりいないように思うからだ。むしろ、自分の妻の自慢をするのは恥ずかしいと感じる人のほうが多いだろう。妻に求めているのは、他人に自慢できるポイントを持っていることより、「居心地がいい」とか「安心できる」という部分である。

 この違いはなぜか。これは、男は仕事で外に出て、女は家で専業主婦をしてきたという日本の社会背景が関係しているのだろう。

 男性の場合、仕事を通じて自分のプライドを満たすことができるが、専業主婦の女性たちは自分のプライドを自分自身で満たすことができなかった。つまり、女性は自分のフィールドで勝負するものを持っていなかったのだ。

 そのため、自分のフィールドとは関係のないものでプライドを満たすのである。それが、自慢できる職業の伴侶や婿を得ることであったり、子どもをその職業に育てたりすることであったりしたというわけだ。

 その表出として最たるもの、それこそが「お医者さま病」なのではないだろうか。

 つまり、この病は日本社会の影が生み出したものに他ならない。

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植草美幸 [結婚相談所マリーミー代表]

千葉県出身。青山学院大学経済学部卒業。1995年に、アパレル業界に特化した人材派遣会社(株)エムエスピーを創業。そこで培われたコーディネート力と実績を生かし、2009年、結婚相談所マリーミーをスタート。わずか2年で成婚率80%という業界トップクラスの成果を挙げる。『婚活リベンジ』(KADOKAWA/メディアファクトリー)、『いくつになっても、結婚できる女できない女』(牧野出版)など著書多数

 


カリスマ婚活アドバイザーは見た 現代ニッポン婚活の病理

結婚相談所「マリーミー」(東京・青山)代表で、成婚率80%という業界トップクラスの成果(業界平均は15%)を挙げるカリスマ婚活アドバイザー・植草美幸が、実際の目で見てきた現代ニッポンの婚活の様相と、男女のさまざまな成功・失敗ストーリーを披露します。

「カリスマ婚活アドバイザーは見た 現代ニッポン婚活の病理」

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