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大阪「日本一の観覧車」は実は低リスク・収益安定のビジネス

橋長初代 [フリーライター]
2016年7月26日
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 大阪・吹田市の万博記念公園内にある大型複合商業施設「エキスポシティ」に、7月1日、高さ日本一の大観覧車「レッドホース オオサカ ホイール(以下、レッドホース))」が開業した。

 エキスポシティは、エキスポランドの跡地を再開発し、エンタテインメントとショッピングを融合した施設で、観覧車の復活は7年ぶり。エキスポランドのシンボル的存在だっただけに、大阪人にとっては待望のオープンとなった。

 高さ123メートル。国内では、これまで東京・葛西臨海公園の大観覧車が117メートル、東京お台場パレットタウンの観覧車が115メートルで1、2位を誇っていたが、それを軽く上回り、レッドホースが堂々の1位に。大阪平野を一望でき、晴れた日には日本一の高さのビル、あべのハルカスまで見渡せるのがウリだ。

 ちなみに、世界最大は米ラスベガスの「ハイローラー」で168メートル、2位がシンガポールの「シンガポールフライヤー」(165メートル)、3位に中国南昌市の「南昌之星(なんしょうのほし)」(160メートル)、4位は英ロンドンの「ロンドンアイ」(135メートル)が続く。レッドホースは世界で5番目、アジアでは3番目の規模ということになる。

 72基のゴンドラが、すべてシースルー構造を採用しているのも特徴。座席シート以外の床面が透明ガラスになっているので、360度見渡せるうえ、空中に浮かんでいるような感覚を味わえ、ちょっとしたスリル感もある。

 ゴンドラ内にはタブレットが搭載されていて、エキスポシティ内で放送している「エキスポTV」の視聴も。一周約18分の時間を有意義に楽しんでもらうために、アプリやコンテンツを開発し、随時バージョンアップしていくという。

 さらに、内装を豪華にした2基限定の特別仕様「VIPゴンドラ」は、ソファシートを採用し、床面にはLEDライトを搭載。記念日やサプライズに使えそうな特別な空間演出は、カップルや友達グループから人気を集めそうだ。また、観覧車では世界で初めて免震構造を採用。安全面にも配慮された最新最大の観覧車なのである。

 目標来場者数は非公表だが、施設関係者によると「年間約200万人を計画している」。1日のオープン以来、観覧車目当てにエキスポシティに訪れた客も多く、モールの集客増にも貢献。週末の夜は、イルミネーションのライトアップ後、2時間近い待ち時間が出るほど人気を集めている。

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橋長初代 [フリーライター]

大学卒業後、サンケイリビング新聞社入社。ファッション業界誌の編集を経て2002年よりフリーランスライターに。産経新聞、日経トレンディNET、ファッション販売、繊研新聞等に寄稿するほか、フリーの編集者として書籍の企画編集に携わっている。

 


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